地雷を踏んで足を無くした少女。あなたは堪えられますか。
「…」
俺、ベッドの上。ごろんと寝転がる。ったく、今日は何だ?今結構辛い状況なんだよ。
「伝令!伝令!」
「…んだようるせえ」
セキセイインコ。伝令を伝える。あほ。俺は忙しいんだ。
「彼女、泣いてるって!」
「…は?どこの彼女?俺には彼女なんて」
「直音〜!」
「うわ、びっくりした!」
心色。俺の妹。部屋に勝手に入って来んなよ。面倒くせえ。
「直音ー、勉強してたの?」
「…昨日途中まで。疲れたからやめた。」
「そっか、そうなんだ。」
「伝令!伝令!」
「だからうるせえよ!」
「え!何何!聞かせて!」
「彼女、泣いてるって!」
「…は?」
「…どうしたの心色?」
「嘘、私、行かなくちゃ。」
「どこに?」
「戦場に。」
「…は?」
妹は戦場へと旅立ってしまった。それっきりこの家には帰って来ない。…ったく、何なんだよ。これは、どこかの二人の物語。
「…」
俺、ベッドの上。ごろんと寝転がる。ったく、今日は何だ?今結構辛い状況なんだよ。
「伝令!伝令!」
「…んだようるせえ」
セキセイインコ。伝令を伝える。あほ。俺は忙しいんだ。
「彼女、泣いてるって!」
「…は?どこの彼女?俺には彼女なんて」
「直音〜!」
「うわ、びっくりした!」
心色。俺の妹。部屋に勝手に入って来んなよ。面倒くせえ。
「直音ー、勉強してたの?」
「…昨日途中まで。疲れたからやめた。」
「そっか、そうなんだ。」
「伝令!伝令!」
「だからうるせえよ!」
「え!何何!聞かせて!」
「彼女、泣いてるって!」
「…は?」
「…どうしたの心色?」
「嘘、私、行かなくちゃ。」
「どこに?」
「戦場に。」
「…は?」
妹は戦場へと旅立ってしまった。それっきりこの家には帰って来ない。…ったく、何なんだよ。これは、どこかの二人の物語。