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『暗い時代の人々』

2017-05-14 22:10:18 | レビュー/感想

森まゆみ『暗い時代の人々』(亜紀書房)


暗い時代の人々 [ 森 まゆみ ]

1930年から45年、満州事変勃発から太平洋戦争終結に至る15年間。
その「暗い時代」に、精神の自由を掲げて戦った9人の物語。
彼らが点したのは、「ちらちらゆれる、かすかな光」

間違いなく翳に覆われつつある今の時代において、本書はその小さな光です。
それを消さないように、大きくするように、本を売っていきたいと思います。

あとがきに引用されているのは、ドイツのルター派牧師・マルティン・ニーメラーの言葉。


ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった


「再び同じ道に迷い込まないように、わたしはあの大正デモクラシーから昭和の戦前・戦中をぶれなく生き抜いた人々について書いてみたいと思った。」

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