「ほぼ」週刊 猫型人間のまったり日記

自分の好きな物を自由気ままにまったりと書き綴っています。最近は心のデトックス(毒出し)の場にも使っています(^^ゞ

ドラマ「トップキャスター」DVD化に圧力が?!(9/24追記部分あり )

2006-09-20 23:35:18 | TV一般
今年4~6月にフジテレビ系で放送された“月9”ドラマ「トップキャスター」。
今やフジの“月9”や“木10”に取って代わる勢いの日本テレビ系土曜9時、いわゆる“土9”で放送された「女王の教室」のヒットによって「視聴率女優」と呼ばれることも多くなった天海祐希さんの主演作。しかも同枠の前クールが「西遊記」で高視聴率を獲得したとはいえ、その内容は従来の「月9」愛好家からは否定的な声が相次ぐものだったことから「トップキャスター」に王道復活を期待した視聴者も多かったようです(下記)

「月9最高齢主演女優」天海祐希が意気込みを語る。narinari.com Web posted at: 2006/04/10 16:03より

かつてほどの勢いはないとはいえ、今でも「月9」は視聴率を取って当然と期待される枠。そのあたりは彼女も当然意識はしていたようで、プレッシャーを感じながら主演。その結果平均視聴率18.3%を記録
11/15にDVDボックス化される事になりましたが、占い師の細木数子さんを思わせるキャラクターが登場する第3話の放送直後細木さん側が抗議し、フジが謝罪
DVDボックス化に当たって問題の第3話は削除される事になったそうです

細木数子さん猛抗議でDVDボックスから削除…「トップキャスター」第3話(スポーツ報知) - 9月18日12時34分更新

トップキャスター DVD-BOX PCBC-61105
トップキャスター DVD-BOX PCBC-61105

現在送料無料!将来は「第3話削除版」のいわくつきで高く売れるかもしれませんよ

フジテレビ「トップキャスター」公式サイト問題の「第3話」の詳しいストーリーと画像もこの中の「story」で見ることができます

細木さんは自らを思わせる占い師が“悪役”で登場したことに猛抗議。抗議を受けたフジ側は謝罪した上で、パッケージ化などの際には配慮することなどを約束して和解していたようです
関係者によると、ドラマ制作サイドは「第3話」もDVDに収録するよう要望しましたが、同局の“政治的判断”によって削除が決まったようです

でも「抗議が原因で削除が決まった」というのが本当の話なら、韓国映画「大統領の理髪師」

大統領の理髪師 ALBD-5213S
大統領の理髪師 ALBD-5213S


の冒頭に“この物語はフィクションです”とテロップがある事で逆説的に「これは事実をもとにしています」という事が強調されたように、第3話のモデルは自分、ドラマのストーリーも真実だと自ら宣伝して回っているような行為です!!!
「○ちゃんねる」やAmazo○のレビューでも大騒ぎになっていますが、自分で自分の首を絞めているようなものです
その役を演じた女優の黒田福美さんは韓国通としても有名な方なので、今回のニュースを知ってすぐに事の真相を察知したと思います
フジ広報部では「今回の件で改めてコメントすることはありません。また再放送の際にどうするかはまだ決まっていません」と回答したようです

こんな時、ドラマ「白い巨塔」の関口弁護士(田宮二郎さん版ではこのドラマにもご出演の児玉清さん、唐沢寿明さん版では上川隆也さんと2人の実力派俳優の好演がドラマ最大の見物でした!)が徹底的に言及してくれたなら…と思ってしまいます
それにしても…かつて「マスメディアの暴走と、それに対する責任」に真正面から対峙した名作ドラマ「タブロイド」を放送した時の志はどうした?前世紀に置いて来てしまったのか!フ○テレビ。




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5 コメント

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真実の疑惑 (木蓮)
2006-09-24 00:02:11
既に放送されてしまった作品のDVD化に際し、圧力でその一部を削除するとは、もの凄く傲慢な行為だと思います。

和解条件のひとつに削除があったとするなら、その時点でTV局は商品化を放棄すべきでした。あえて歯抜けのドラマを視聴者、ファンに買わせる真意はどこにあるのでしょうか。

今後、ドラマ制作が有力芸能関係者(や特定人物)の顔色を伺って行われていくとしたら、ある意味でとても怖いことです。

またギャグ、パロディでも不用意なことはできません。ちょっとした皮肉や比喩にも注意しなければいけません。

どこかの国のように…。
もしかしてデキレース? (猫型人間)
2006-09-25 21:07:04
木蓮さん、こんばんは



先日TBして下さった方もご自身のブログの記事で言及していましたが、今回の削除問題は(出演者や脚本家も含む)制作現場の人間のやる気を失わせると同時に「この作品を愛し、ソフト化を期待していた」多くの視聴者の気持ちをを裏切り、蹂躙する行為です

かつて他局に比肩はもちろん、追随すら許さなかった

“月9”や“木10”の凋落の原因が垣間見えます





テレビマンとして、表現者としての信念やプライドより、目先の利益を優先した「フジテレビ上層部」の責任は甚大です

「第3話」を見て、瞬時に「自分の事をさしている」

とヒステリックな態度を取る側も恥ずかしいですが、そのような圧力に膝を

屈してしまった行為は更に見るに堪えません





>圧力で一部を削除するとは、もの凄く傲慢な行為~和解条件のひとつに削除があったとするなら、その時点で商品化を放棄すべきでした。

その通りです

>あえて歯抜けのドラマを視聴者、ファンに買わせる真意

案外TV局と彼女のデキレースというか、マッチポンプなのでは

今回の騒動のほとぼりが冷めてから問題の削除部分を追加した「完全版(又は“特典映像つき”)」と称する物を改めて発売して、2度稼ごうという目論見なのではないでしょうか



今回発売予定のソフトも、案外中古市場で「悪名高き第3話削除版」などというプレミアがついて、高値で取り引きされたりして

最近は「みなさまのN○K」でさえも不祥事の連続ですから、これぐらい疑ってかかってもいいと思います

>今後、ドラマ制作が有力芸能関係者(や特定人物)の顔色を伺って行われていくとしたら、ある意味でとても怖いことです。

以前から大手事務所や特定人物の力関係で…という事は暗黙の了解のうちに行われていたようですが、今回のように白日の下に曝け出されたのは初めてですね

しかし、このような前例ができるというのは、前世紀の軍国主義のようになし崩し的に思想統制という下地も広がったという事です

「個人情報保護法案」の時にはあんなに騒いだのに、そのような事態に考えが及ばなかったのでしょうか



>ちょっとした皮肉や比喩にも注意しなければいけません。どこかの国のように…。

「悪の枢軸」と称されている某国はもう破綻寸前ですが、隣国及びアジアを代表する超大国も水面下はまだまだ全体的な距離が縮んだとは言えません

求心力の弱った自国政権の維持や、国威発揚の方便として反日思想を利用しているそうですし(この問題に関しては、また別の項目で書きます)油断してはいけませんね

「昭和」の映像作品 (木蓮)
2006-09-26 22:31:56
猫型人間さん、仰る通りですね。ノンフィクションやドキュメンタリーではなく、正に「ドラマ」だったのですから寛容な態度もあり得たでしょうに。

しかし「ニュース番組」をテーマにしたドラマで「真実」が語られないとは…。それこそ「コメディドラマ」です(笑)。



最近、昭和の頃の映画やドラマを観ていますが、表現や言葉遣いで、現代では余り使わない慣用句や使うべきではない言葉が出てきます。もしこれが全て消されていたり、「ピー処理」されたらどうなることでしょう。

「寅さん」でさえまともに観られなくなってしまいそうです(笑)。
「特別編」 (木蓮)
2006-09-27 20:04:15
あぁ、すみません。なんということでしょう!

二重投稿になっていました。

余りに憤慨して(笑)、Wクリックしちゃっていたのでしょうか。

猫型人間さん、お手数ですが、何かのついでのときに、ひとつ削除していただければ嬉しいです。



「白い巨塔」で言えば、関口さんと上川さんの徹底追及というのは面白そうです(笑)。

「大地の子」でもお二方は共演されていましたね。



DVD発売で言えば、「削除版」も嫌なことですが、本放送時に余計なスペシャルを制作しておきながら、DVDでは発売しない、というのも考えものです。

個人的に言えば、「発売できないような特別編は最初から作って欲しくない」、と思うのです。(例えば、平成版「白い巨塔」)



その逆に、中居版「白い影」は本放送では観ていなくて最近レンタルで観たのですが、「特別編」を含めて良くできたドラマだったと思いました。



猫型人間さんの危惧されるように、「幻の『第三話』再編集特別版・特典ディスク付」などがあとから発売されるようなら、ファン心理として、もうそのTV局の制作ドラマは信用できなくなりそうですね。

TV局の姿勢 (猫型人間)
2006-09-28 01:54:54
木蓮さん、こんばんは

二重投稿や送信ミスは私もよくやってしまうのでお気になさらないで下さい



>「ニュース番組」をテーマにしたドラマ

今にして思えば「美女か野獣(2003年1~3月期放送)」が、この局の最後の良心だったと思います。

あのドラマは今作とは逆に“コメディの形を使って真実を突いた「ニュース番組」”でした

昔「超人バロム・1」という人気特撮番組で「悪のドルゲちゃん事件(悪役集団の頭目“ドルゲ”とたまたま同じ名前だった少年が、それが原因でいじめにあったという抗議が放送局に寄せられた)」という問題が起こり、番組冒頭に「この作品は全て架空の物です」と表示しても収拾がつかなかったことからその番組が打ち切りになった事があったそうですが、昔のTV関係者は潔かったのですね

>表現や言葉遣いで、現代では余り使わない慣用句や使うべきではない言葉

そのような重箱のスミばかりをつついて「真実」が語られないというのは、マスコミの存在を危うくする現象です

>全て消されていたり、「ピー処理」されたら

以前「影の軍団」の再放送を見た時、登場人物のセリフに何度もその処理がされていました。最も前後の流れでわかってしまったので、全く無意味な行為でしたが。また「ウルトラセブン」のようなヒーロー物でも、同様の理由で放送されない回があるそうです



>「寅さん」

特に社会の下世話な部分を描いている作品ですからね。表現や言葉遣いで、現代では余り使わない慣用句や使うべきではない言葉もかなり多いと思います

>二重投稿

木蓮さんの憤慨、私も理解できます。gooブログは、投稿ミスや二重投稿を管理人以外は編集・削除削除できないのが最大の難点です

後から入力された方を削除させていただきました

>児玉さんと上川さんの徹底追及

お2人の好演には、思わず「キャラ萌え(=実在人物であるかのように感情移入してしまう事)」してしまいました

「大地の子」は原作小説の執筆段階で何度も中国政府の横槍が入ったのですが、困難とされたドラマ化の時、原作者の知人が「原作と変えられてしまった部分は招来直される事を信じて、今は映像化を優先した方がいい」とアドバイスしたことから、原作とドラマはかなり異なる内容になったそうです

>「削除版」も嫌なことですが、発売できないような特別編は最初から作って欲しくない

確かにそうです。TV局にとっては単なる“視聴率稼ぎの道具”としか思っていないのでしょうねも視聴者を軽視した行為です

>中居版「白い影」

確かにあのドラマは、中居君をそれまでのアイドル的なイメージから完全に脱却させましたよね。私は「特別編」のラストシーンで山本學さんが無言のうちに醸し出す存在感に圧倒されました。あの場面だけでも、放送した価値があるというものです!しかもきちんとソフト化されているというところに「ドラマのTBS」の良心を感じます

>「幻の『第三話』再編集特別版・特典ディスク付」などがあとから発売されるようなら、もうそのTV局の制作ドラマは信用できなくなりそう

最近は映画やドラマの「メイキング」や「ディレクターズカット版」などという商品も全盛ですから、その可能性は高いと思います



でも、一番気の毒なのは上層部の思惑に振り回される(出演者を含む)現場の人達ですね

上層部が現場の意見を無視し続けた結果が、現在のN○Kの荒廃ぶりです



今回の件でフジテレビが失ったのは、視聴者の信用だけではなくて(出演者を含む)現場サイドとの信頼関係です

今後そのようなTV局に質の高い番組を期待するのは当分不可能ですね