侮るなかれ、ドキドキの三浦アルプス

日曜日、早く起きたし天気はいいしってことで、三浦アルプスに行ってきました！
うちからは割と近いし、思い立ったら行ける貴重なアルプス♪

電車とバスを乗り継いで。バスを降りたらお気に入りのパン屋さんでお昼ごはんを調達。
ハイキングコースの入口は葉山教会の脇。
教会へと続く坂道を登って振り返るとこの景色。

青空と海がとっても綺麗。うん、いい休日になりそうな予感。
まずはのんびり、眺めのいい仙元山を目指します。

教会の横を抜けたら森の中。近くに住んでいる人はいいなぁ。
もし私がこの辺りに住んでいて、専業主婦で、こどもがいたら・・・
お天気のいい日はこどもと一緒にお昼を食べに行くのにな、なんて妄想なんかしてみたり（笑）

あっという間に仙元山。入口から15分くらいかな（笑）

山頂には外国人の親子と、年配グループの２組。
おじさまおばさま方が「八海山持ってきたよー」「ガスどこいった？！」なんて盛り上がっていて
楽しそうでした。八海山、いいなぁ～。
桜の木もあちこちにあったから、お花見の時期は賑わうんでしょうね。

空も海も富士山も、とっても綺麗。標高118mとは思えない開放感♪
穏やかなお天気で陽射しもポカポカ暖かくって、じーんわり幸せ気分。

ささっ、さらに幸せになりましょう♪ってことで、少し早い気もするけどここでお昼ごはん！
BONJOUR で調達したパンをいただきます！
写真のはコアラパン。困り顔を見過ごすことができずお買い上げ（笑）

パンを２つとスープを食べてお腹いっぱい。
気持ちよくってこのままお昼寝したくなったけど、今日はちょっと歩かないと。
ここのところ飲み会とかが続いて食べ過ぎ(。-_-。)
前日も、学生時代のお友達としゃぶしゃぶを食べたばっかりだし。

ってなわけで、気合を入れて？先へと進みます。
今回は観音塚まで歩こうかな。

仙元山から先は、あんまり展望もないこんな感じの道。
標高が低い割には、細かいアップダウンがあってなかなかハードです。

ががっと降りたら、次はあのピークまで・・・、といった感じ。

アップダウンは結構急なのです・・・。侮るなかれ、三浦アルプス。。。

でも地元の人のいいお山歩コースなのかな。
途中、ベンチが置いてあったり。

もう一箇所あったベンチ。何かを眺められるように置いてあるけど、
これといって面白いものは見えません（笑）

紅葉もちょびっと。そこにだけ光が射して、ステンドグラスみたいでハッとするくらい綺麗でした。

観音塚へは左。前回来た時はここまで歩いて戻ったのでした。

三浦アルプスは、道が分かりづらくて迷いやすいらしいと噂で聞いて。
帰り道がわかるように、分岐のたびに振り向いて。たまにヒントみたいな案内が書かれていました。

道ははっきりしっかりしているけど、時々プチ藪こぎ(*_*)

歩いている人も少なくて、たまーにすれ違ったりするくらいだから、ちょっぴり心細い・・・
あ、今回はおひとりさまだったもので。
観音塚まで行ったら戻ろう！と心に決めて進みます。

いくつめかの坂道を登ったらこじんまりとしたピーク。
どうやらここが観音塚のようです。

静かでなんとも落ち着く空間。形のいいタブノキが印象的でした。

で。

ここでどうやら三浦アルプスの魅力というか魔力にとらえられつつあったみたいです、私。
さっきまで心細くて、ここまで来たら戻ろうって決めていたのに、地図に載っていた
「どんぐり並木」が気になりまして。

道も思っていたほどわかりづらくないし、じゃあ行ってみようかと。

こんな可愛らしい道案内もありました。

どんぐり並木はどこだろう～。
相変わらず道はアップダウンを繰り返したり、痩せた道もあって気を抜けません。
あぁ、またあのピークを超えるのか・・・って思うと、もういいやって気もしてくるけど、
もうちょっともうちょっと、で先へ。
うーん、こうなってくると戻るのも結構大変かも。

心の中で、「もう帰ろうよー」って不安がっているヘタレな私と、「もうあと5分！」って
往生際の悪い私がせめぎ合いをしている、そんな感じで歩いてました。

こんなところも。
似たような景色が続くコースだけど、なんだかんだで変化にも富んでました。

ぐりんぐりんな木。どうやったらこうなるんだろ。

どんぐり並木はどこ～状態で歩いていたけど、結局分からず・・・(´・_・`)
気がついたら結構歩いてしまってました。
案内を見たら、仙元山に戻るのと乳頭山まで歩くのと同じくらい。
むむっ、こうなったら先へ進むかな。
ヘタレな私も「戻るのも面倒だし、せっかくだから歩くかな」って、往生際の悪い私と
手を組んだのでした・・・。

少し進んだ先にあった大きな桜の木。立派！

行くと決めたからには、ぐんぐん先へと進みます！ 

鉄塔の下は休憩にちょうど良さそう。
おじさまがひとり休んでました。なんとなく、お互いちらりと見て軽くご挨拶。

ぐんぐん歩いて乳頭山に到着！
大した距離じゃないはずなのに、静かだしずいぶんと山深いところを歩いた印象を受けて
だいぶ歩いた感触。こんなところにこんな場所があるのが不思議。

ずいぶんと地味な山頂・・・（笑） 

一箇所だけ開けたところがあって、そこからの眺め。
紅葉した森と海が一緒に眺められるなんて、なんだかお得！？

道が分かりづらいという三浦アルプスもいよいよ終盤。
ここまで来たらもう大丈夫かな。後は下るだけってちょっとホッとしたのでした。 

だがしかし！！！ 

ここからが三浦アルプスの本領発揮？
甘い顔して「おいでおいで」していたのに、急につれない態度・・・ 

なんだか急に道案内が減りまして。
分岐の度に地図を確認するんだけど、それらしい分岐がいくつも。

案内があったー！ってホッとして見てみると、ローカル過ぎてよく分からないという・・・。
4.5丁目商店街ってどこよー。地図に載ってないし。
帰ってきてヤマレコとかを見てみると、どうやら「港が丘」を目指して歩けばいいみたいなんだけど。 

頭上の送電線を頼りに、現在地を確認しつつ歩いて・・・ 

なんかもう、行き先も分岐だらけ(￣◇￣;)

頼りにしていた送電線も、生い茂った木々の間からはよく見通せないし。
途中からあちこちにあってどれがどれだか。

何の案内もない小さな分岐もあったりして。

自分の現在地に自信がなくなっていくって、かなり怖いですね・・・・・・・。
まだ14時半くらいだけど、山にいると日が暮れているような感じがして。
すごく心細かった・・・

「国道16号」と書かれた案内を見つけて、とりあえず一安心。

でも国道なんて人工物におよそたどりつかなそうな道・・・
ホントニ～？！

ガビーン！通行禁止って？？？
と思ったら、右に曲がると道が続いてました。泣きそうになったよ～。 

三浦アルプス脱出・・・。
ええ、なんかもう、脱出したって感じです。こんなの初めてでした。 
しかも、やっぱり予定していたコースからは微妙に外れていて＾＾；

まだまだひよっこだなーって思い知らされたコースでした。
次はもっと下調べしてからチャレンジしてみよう・・・。

のんびりまったり始まった今回。
始めと終わりのテンションの違いが（笑）山って面白い・・・。