ぺにゃん!

マレーシア(ペナン島)と、関西での日常。

こんな日は・・・

2009-07-21 | 日常 in Penang
今日は、まず寝覚めが悪かった。


朝6時、近所のモスクから聞こえるコーランが、あまりにヘタすぎて起床。
起きるまでの数分間、うなされる。

コーランの読み方(歌い方?)に、上手い下手があるとは、ペナンに来るまで知らなかった。
以前トルコで聞いた、異国情緒溢れる音楽のようなコーランとは雲泥の差。

そういえば、前にペナンの大きなモスクを見学したとき、色々説明してくれたお兄さんが、
コーランの意味を説明しながらちょこっと歌ってくれたけど、彼は中々上手かった。
やはり街中の中心モスクには良い人材がいるのか?

もひとつ思い出したけど、彼は、礼拝前のお清めの仕方も実演してくれました。
足やら手やら腕やら髪やら、色んなところを洗うのですが(髪は、手に水をつけてなでる感じでしたが)、
なんと、鼻の穴まで清めるらしいんですねー。
ご丁寧に、目の前で鼻の穴もグリグリ洗ってくれました。
そこそこカッコ良かっただけに、ちょっと残念な出来事でした。

ま、とにかくコーランですが、スピーカーで流すのなら、もっと上手い人を切望します。


そして今朝の続きですが・・・

ムカつきつつ起き出し、換気のために玄関のドアを開けたら、瞬間、小ヤモリが部屋の中に走りこんできました。
驚きのあまり、「むぇぇぇぇ~!!!」などどいう奇声を発してしまう私。
自分のとっさの叫びが、「むぇ~」なのにもびっくりでしたね。

とにかく、この衝撃で一気に目が覚め、頭に血がのぼり、朝っぱらから汗だくに。
なんとか小ヤモリを外に出そうと試みるが、物陰に入ってしまい、結局断念。
また近々、突然出てくるヤツに驚いて、肝をつぶすことになるのね・・・(泣)。

そしてヤモリと奮闘中、床を這う小アリの行列を発見。

・・・あぁ、今日はもうダメだ・・・
今日は出掛けたら、きっと悪いことが起こる予感がする・・・

というわけで、今日は一日家にいることに。

家でおとなしくしているも、とどめは、窓の外に広がるヘイズ(焼き畑の煙害)。
曇りなんじゃなくて、ヘイズです。
このところ、毎日こんな感じ・・・。
窓を開けると、すごい悪いものが入ってきそう。


↑真昼間なのに


↑どこまでも煙る辺り一帯。

(昔、「どこま~でも どこま~でも♪」という予備校?のCMがあったなぁ。
あれ、関西だけかなぁ。
爽やかすぎるメロディの、「どこまでも」以下の歌詞は覚えていませんが、その歌が今、頭の中をぐるぐるまわっています。
「どこま~でも どこま~でも つづくけむりぞら~♪」)


さあ、明日はいい日になりますように。


コンチキチン

2009-07-11 | あれこれ in Japan
京都の人にとって、やはり祇園祭は特別なお祭りです。

学生時代は、「祇園祭なんかより、バーゲンに行かな!」とか、
(昔はバーゲンの時期が遅く、大体7月中旬が真っ盛りだったのです)
「人混みで大変やし~浴衣暑いし~」などと、祇園祭を軽んじた時期もありました。

でもやはり、7月にはいり、街には提灯などの飾りつけがされ、四条通のスピーカーから
「コンコンチキチン コンチキチン」
と祇園囃子が聞こえてくると、心は浮き立ち、宵山の晩のぎゅうぎゅうの人混み、浴衣の胸の下~腹の下辺りのムレムレ感、そして浴衣を脱いだ後の涼しい解放感、腹についた浴衣のシワのあとなどを、懐かしく思い出すのでした。

(そういえば、今年の浴衣のカタログを見ましたが、最近の浴衣にはレースのフリルなんかがついたりしているんですね。
浴衣も進化している・・・と感心しました。
私が着ると怒られるのでしょうが、ギャルが着るときっと可愛いと思います。)



そんなわけで、久々に祇園祭に行きたかったのですが、
残念ながら私の日本滞在期間は祇園祭のメインイベント、宵山や山鉾巡行までは日にちが足りなかった。

口惜しく思いながら四条通を歩き、せめて提灯でも・・・とシャッターを切るぺにゃんでした。


↑新京極の入口。
地元の人間なのに、街で突然カメラを出すのは何か恥ずかしい…。
別に誰も気にしてないのでしょうが、「私は観光客です。」とか自分に言い聞かせつつパチリ。


↑八坂神社。市バスの中からコソコソと撮影。

車の運転

2009-07-10 | 日常 in Penang
ペナンでの日常が再び始りました。

普段の生活で一番ナーバスになるのが、車の運転。
運転、大っ嫌いです。
まあ、日本人が普通に運転できるのですから、交通事情はかなりいい方なのでしょう。
他のアジアの都市と比べると、バイクの量も少ないと思います。

しかーし!
バイクは目の前でチョロチョロやたら車線変更をするし、道路の端っこを走ろうなんていう気はさらさら無いように見えます。
車も、2つの車線にまたがってダラダラ走っていたりする。
全般的に、右折・左折の車を絶対入れてやるもんか的雰囲気があるので、入りたい車は超強引に入ってきたりする。
ウィンカー出さない車も多い。
青信号になったらすぐにブレーキから足を離していないと、せっかちな後続車にクラクションを鳴らされる。
そのくせ青になってもボーっとしている車も多い(だからクラクションをすぐ鳴らすようにしてるのか?)。

当然事故も結構多いのですが、みんな野次馬根性丸出しで、事故現場をガン見していきます。
そんなに見とれていたら二次災害が起きるではありませんか!
「ほれ!ちゃんと前見て運転して!見たいのなら止まってバイクから降りて見なさい!」
などと、心の中で交通整理して通り過ぎることもしばしば。

そんなわけで車に乗っていると、独り言が多くなります。
「一体何がしたい!?」 「ばっかじゃないの!?」 「やーめーてー!!」 「ぎゃーこわいー!」
常に、事故の可能性におびえつつ運転しているのです。

こうなりゃ神頼みしかない!
というわけで、日本で交通安全ステッカーを買ってきて、早速、運転席からよく見える所に貼りました。

はぁぁ~、小さな蛍光イエローのステッカーが何と頼もしく見えることよ。
神様!よろしゅうおたのもうします~!!

典型的な日本人らしく、神でも仏でもキリストでも、とにかく誰でもいいから私を守ってくれ~っと切望しつつ、
今日も私は日本食品スーパーまで行ってきます。
アディオス!


信じる者は救われる、のです!!

戻ってきました。

2009-07-09 | 日常 in Penang
楽しかった一時帰国から、再びペナンに戻ってきました。
夏休みは終わった・・・そんな気分です。



本日は、「あっ私はマレーシアに戻るんだ・・・」と感じた瞬間について少し。

それは、空港(クアラルンプール)のトイレで、便座の横にホースを見つけた時。
それは、空港のペナン行きの待合室で、華人グループが活発に話しているのを見た時。
それは、空港のPanasonic製のテレビの画面に、PensonicのCMが流れているのを見た時。

というわけで、乗り継ぎ地のクアラルンプールにおいて、ぐぐっとリアルにペナンに戻ることを実感したぺにゃんでした。


ささの葉さ~らさら♪

2009-07-07 | あれこれ in Japan
願い事を短冊に書き、笹の葉につるす・・・七夕。

そんな行事から遠ざかって久しい今日この頃。

6月下旬に訪れた貴船神社に笹の葉があり、久々に七夕を思い出しました。


↑貴船神社境内。笹がきれいに飾られていて、華やか。


↑私が小学校の時は、手作り感あふれる飾り付けで、折り紙の輪っかをつなげた飾りを作ったりしましたが、今もするんですかね~。
ここの飾りは、可愛くてキレイな、イマドキな感じのものでした。

そういえば七夕の歌って、「ささのはさ~らさら」以降忘れたな~と思い、調べてみました。

♪笹の葉 さらさら
軒端に揺れる
お星様 きらきら
空から見てる

五色の短冊
私が書いた
お星様きらきら
金銀砂子♪

だそうです。
懐かしいわぁ~。



マティスの時代展@ブリジストン美術館

2009-07-03 | 美術館 in Japan
成田発の飛行機でペナンに戻るので、本日は成田宿泊です。
京都から新幹線で移動するので、ちょっと寄り道しようと思いました。

東京の八重洲中央口から徒歩5分のブリヂストン美術館
「マティスの時代―フランスの野性と洗練」展をやっています。
(2009年4月21日~7月5日)



土地勘のまったくない東京で、緊張感に包まれつつ一人で初めて行ってみたのですが、ちゃんと無事辿り着けました。
(初めての所を歩くとき、地図を持っていても、本当にこの道で正しいのだろうか、私はこのまま突き進んでも大丈夫なのだろうか、といつもものすごく不安です。なぜなら、地図を持っていても間違える確率50%)

美術館内の各展示室は小ぢんまりとしており、落ち着いた雰囲気。
そしてさすが石橋財団、いい絵をたくさんお持ちで、感心しました。
今回の企画展の中心、マティスの他に、有名な画家の作品がずら~り。

鮮やかな色彩のマティスも好きですが、ギュスターヴ・モローの幻想的な女性や、ジョルジュ・ルオーの心をえぐるようなキリストも良かったです。
彫刻や古代ギリシャ・エジプトもの、日本の洋画などもあり、かなり満足度の高い展示内容でした。

非常に満足、but 朝から新幹線で移動してきた疲れ&慣れない土地での緊張感&館内を歩きまわった疲れでぐったり・・・
そんな私に救世主な、1階のティールーム「ジョルジェット」
所蔵作品のルノワールから名付けられたというこのお店、明るくすっきりとしつつ暖かい感じで、居心地いいです。
壁に飾られた日本人作のフレスコ画も、雰囲気にとても合っていて素敵。

超腹ペコなので、ホットケーキとコーヒーをオーダー。
ホットケーキはふっくらと夢のように分厚く、大変おいしかったです。
瞬く間に私の腹の中に吸い込まれていきました。
追加でスコーンも頼もうかと、一瞬血迷ったけど自重・・・
でも、コーヒーにもLotusのカラメルビスケットが添えられていて、それを大切に噛みしめて頂きました・・・♪

生き返った後は、東京駅の大丸で最後の買物をして、八重洲口でホテルの送迎バスにひろってもらえれば、あとはホテルに行って寝るだけ・・・。

なんだか、一日をものすごく有効に使った感に満ち溢れた、日本滞在最後の一日 in東京でした・・・。




ルーブル美術館展@大阪国際美術館&京都市美術館

2009-07-02 | 美術館 in Japan
この夏、大阪と京都で、ルーブル美術館展同時開催です。

大阪@国立国際美術館では、「美の宮殿の子どもたち」(2009年6月23日~9月23日)。


国立国際美術館周辺は、新しい地下鉄ができたり新しいビルができたりで、一瞬方向感覚を失いました。
ちょっと小腹がすいていたので、美術館近辺で、中之島バーガーとかいうのを食べました。おいしかった。

平日に行きましたが、さすがルーブル展、かなりの人出です。
展示内容は、古代エジプトやオリエントな物が多め。
その辺好きなのですが、全体的にふ~ん・・・という感じでした。なんでだろー。

まぁそれなりに楽しみ、ちょっとのぞく程度のつもりで行った同時開催中の、「やなぎみわ《婆々娘々!》」展が、今までみたことない内容でおもしろかった!


↑やなぎみわ「婆々娘々(ポーポーニャンニャン)!」(2009年6月20日~9月23日)。

モデル女性の「50年後の自らの理想の姿」を、CGと特殊メイクで作りだした写真など、斬新でしたー。
50年後の自分・・・どんなお婆ちゃんになっているのだろうか・・・。
(ポスターの写真は、また違うシリーズです)


そして、もう一つのルーブル美術館展「17世紀ヨーロッパ絵画」@京都市美術館(2009年6月30日~9月27日)。


↑フェルメールも来てます。


↑京都市美術館。レトロでいい建物ですね~。


↑京都市美術館(斜めからもう1枚)

全体的に、京都の展示物の方が好きでした。
ルーベンスやレンブラントなどの目玉作品以外でも、気になる作品があったりして楽しかったです。
個人的に、アドリアン・ファン・オスターデ(初めて聞いた名前~)の「窓辺の酒飲み」がおもしろいと思いました。
タイトルそのまんま、窓辺にたたずむ酔っ払いのおっさんの絵なんだけど、おっさんの酒臭い息が漂ってきそうなほど、いい感じに酔っぱらってる(笑)
目はとろーんとして、だらしなく半笑い。
まったく昼間から酔っ払っちゃって~でも楽しそうちょっとうらやましい私も飲もうかな~みたいな絵でした。

美術館のある岡崎は、ほんと素敵な地域です。
京都市美術館の向いには、モダンですっきりした京都国立近代美術館があります。
ここの所蔵作品は良いものが多いので、常設展だけでも楽しめますよ。
上の階の窓からは、平安神宮の朱塗りの大鳥居が目の前にバーンと見えて、素敵。


↑京都国立近代美術館


↑大鳥居


↑近美の隣の京都府立図書館。建物素敵~。

写真を見ていたら、なんだかまた岡崎に行きたくなってきました。