今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

脱走しちゃった猫ちゃんは ~ノラたちの夏・その3~

2017年07月27日 | その他・一見さん
シリーズその3はカブキとあの新参チビです。
そう、以前に紹介した(7/12)あのチビニャンコ、その後10日ほど経ってまたひょっこり現れたのです。スタッフ事務所すぐ前の植込みの中にいて、Oさんが奥のアドミ事務所にいた自分に教えてくれました。何でも水遣りの最中、気づかなくて水をかけちゃったそうで。

で、見に行くと裏出口からゆっくり消えていくところで、例によってちょっと追跡。しかし見失ってしまい、裏駐車場の車の下を見て回ったけどいない。諦めて戻ろうとしたとき、アドミ事務所すぐ裏手に置いてあるパレットの上で休んでいるチビ君と出会った。

早速ご飯を置いて離れるとしっかり食べ、いつの間にかいなくなっていました。あれからまた10日近く、まだ見ていません。

       裏のパレット上で待機中?
       ご飯を置いても人がいると食べない
       やっと食べた(事務所のトイレの窓から)

カブキが最後に目撃されたのは1ヶ月近く前です。何しろ訪問時間が夜の10時頃と遅いカブキ、店では一時の忙しさも今は平常に戻って、そんなに遅くまでスタッフが残る機会が少なくなりました。

自分が最後に目撃したのはちょうど1ヶ月前。そのときわかったのですが、あの心配していた後ろ半身の変色、実は変色ではなく光線の関係だったのです。カブキの黒毛の部分は先端が茶色く光るので、光を透かして見たときに茶色に見えるのでした。なにはともあれ一安心。

カブキも新参チビ君も今は見かけないけど、毎日空になる2ヶ所の置き餌、ダイフクとモドキだけでなくこの2匹が参加している可能性もありますね。

              
       ひさびさのカブキ(SYさん撮影、「目が光っちゃった」)

ところで最近2度ほど、わが家の庭で新顔のニャンコを見かけました。妻も1度見ているので計3回。三毛の子ニャンで、こっちを見ても直ぐには逃げないが怯えていた。このニャンコ、ソトチビにと始めた置き餌を食べた痕跡もある。人家の勝手口には何か食べ物がありそうだと、探っていたのだろうか。

最近どこかご近所で保護されたのか、それとも遠征してきたのか。まだ子供なので、人馴れしているということは純ノラではないだろう。ふと考えた。もしかしたら脱走して迷ってしまったのかもしれないと。

家猫が脱走して迷ったりでノラになった場合、生き延びる可能性は低いと言われます。でも、当面どのような行動をとるのだろうか。自分の家がわからなくなっても、まず人の気配のする家の周りをうろつくのではないか。何か食べ物はないかと、すがるような気持ちで。

脱走猫は純ノラとは違う。このブログの登場ニャンコで言えば、みうやソトチビ、ダイフク、モドキ、カブキは食べていくための処世術として人間に近づくだけで、確固たる保護者のいない純ノラとして生まれ育ったように見える。おそらく相当な過酷さに耐え抜く用心深さと運を持っているのだろう。

それに対してニャーやテンちゃんや多分シャッポも、元家猫だったと思われます。人と打ち解ける速さだけでなく甘え方も知っていたから。彼らは純ノラ以上に人と関わり合うことでしか生きていけないが、純ノラのように人に対する根本的な警戒心やしたたかさがない。

いろいろ調べているうちに、脱走や不本意ながらノラになったニャンコが実は意外に多いことがわかってきました。家に帰れなくてただでさえ不安なのに、人に追われて追われて、シャッポが店に現れたときのように根強い人間不信になっていく。でもその間隙を縫ってご飯をくれる人がいれば、生き延びていくことも可能なのだろう。

もっとノラにやさしい世の中になれば、彼らが自分の家に戻れる可能性もぐっと上がるのにと、意を新たにする次第なのであります。

番外編
いきなりダイフクの登場です。一昨日、左目の横に大きな怪我をしてきました。まだ手当てできるほどお近づきではないし、やっぱりノラは大変だ。

              
            ダイフク:左目の横に名誉?の負傷

さて、シリーズ最終の次回はうれしいソトチビの復活です。



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