今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

シャッポの捜索・第2段階

2017年01月03日 | シャッポ
シャッポが消息を絶って2週間。
年越しの捜索となりました。

      
          夢破れて山河あり?
    ついにニャンコがいなくなった元旦の店内

正直、現実的に考えれば再会の可能性はかなり低くなったと言わざるを得ない。年末年始と重なって関連機関が休みに入ったり、人の流れや情報が滞ったのも不運だった。しかも住宅街も繁華街も正月は人の活動が少なく、それだけノラ達の食べ物も少なくなる。あの大食漢が腹を満たせる場所なんてそうあるとは思えない。

今となっては近くにいるとすれば動けないでいる可能性が高いので、草むらや物陰を念入りに探しています。しかし、ひたすら歩いて探すのはとにかく効率が悪すぎる。これ以上範囲を広げても、気安め以上の効果があるのかどうか。

      
          店の近くの遊歩道
    ノラの溜まり場で知られているのだが・・

事件か事故か情報が少ない中、やはりシャッポは自ら失踪したように思います。突如として気温が上がり、春の陽気が続いたその日にシャッポはいなくなった。恋をしに放浪の旅に出た、と考えるのが妥当だろう。食べ物と住居に満ち足りた店での生活にただひとつなかったもの、それが血筋保存の本能を満たしてくれる恋の相手だった。だとすれば、去勢によって本能の呪縛から解き放ってあげたら、シャッポは失踪せずに済んだのだろうか。

しかしあるボランティア団体さんのブログでは、さくらニャンコ(TNR猫)でさえ年間に20%程度が行方不明になるという。その原因がすべて事件事故とは考え難く、恋行動以外にもニャンコを旅に出す動機があるのだろう。

もちろんシャッポの捜索は諦めない。正月過ぎて世の中が平常に動き出せば、情報収集活動も再開します。シャッポの寝床、トイレ、食料や食器もそのまま保管。捜索は、近隣のノラの実態を調査するという進化させた形で続けるつもりです。

      
         
       シャッポの食料と食器もそのまま
        特に缶詰はシャッポしか食べない

ネット検索ではニャンコの数日の失踪は日常茶飯事でも、2週間以上の失踪から再会できた話は数が減ります。でも1ヶ月以上の失踪から戻ったケースだってそこそこあるし、何と1年以上経って戻ってきた話も7件ほど(別話として)あった。 まあ、調べていると嫌になる話にも結構出くわすので、あまりおススメはしませんが。

シャッポに関してはポジティヴな要素もあります。
昨年の春に彼が店に来たときは推定1歳くらい、警戒心の塊のようなノラの子でした。ということは、シャッポは子猫時代をこの街の何処かで生き抜いてきたということです。昨年の寒い冬も経験済のはず。店にいる8ヶ月の間に人間のやさしさも恐さも覚え、それなりに変わったとは思うがノラとしての生き方を覚えていれば、どこかで生存している可能性が大ありだと思うのです。

だから捜索は諦めない。
いつかまた会う日を期して。

      
        消息を絶つ直前のシャッポ
     この写真をアルバムの最後にはしたくない



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