「ド○えもん、暑いよー」。「はい、ヒヤリハット~！」。松村です。
前回は、売買の時の司法書士は不動産業者さんの紹介の事務所でええんちゃう？っていうお話でした。
んで、その理由。
不動産の売買の登記は司法書士の主力業務なので、これができない司法書士は滅多にいません。
ましてや、不動産業者さん紹介の事務所なら、その業者さんの関係の売買の登記を普段からやっているでしょうから、「
できない司法書士に頼んじゃう」ということがないわけです。ちゃんと、売り主さん名義から買主さん名義に移転の登記をしてくれるでしょう。
んじゃあ、司法書士によって違うのはどこかというと、
①値段
②説明
③案件によっては、ご事情の聞き取り
④段取り
⑤調査の丁寧さ
ですが、
②説明責任の時代にこういっちゃあなんですが、売買の時の司法書士の仕事は、「売主から買主に名義を移す（＋担保設定があれば担保設定の登記をする）」につきるわけです。説明の大半は、物件と名義の取り違えがないかが殆どですので、事務所選びの基準にしてもしゃあないです。ちゅうか、外からはどんな説明をする事務所かもわからんですし。
ちなみに、説明は長すぎてもお客様が疲れるし、短すぎても（私が）不安になるので、どこまで説明するかは結構悩みます。たまに、他の事務所が説明するのを聴く機会がある時は、結構ガン見してます。
③事情の聞き取り、と言うてもお金を出す人と名義人になる人が違うと贈与税の問題がでたりしまっせ、というような話が殆どです。不動産業者さんの方でお客様と打ち合わせ済みの事が殆どですので、決済の段になって司法書士が根ほり葉ほりという事はあまり無いです（売買の場合、司法書士がお客様にお会いするのは残金決済時に初めてお会いするというのがほとんです。残金決済の際に名義人を誰にするのかという話をするのは、タイミングとして既に遅い）。
次いで、⑤調査の丁寧さ。ここは事務所によって結構差が出るような気もするのですが・・・。不動産の調査は、本来的には不動産業者さんの重要事項説明書によるべきものですし、司法書士の調査は外からは何やってんだか分かりにくかったりするので、事務所選びの基準からは外して良いかなあと思います。強いて言えば、調査は「ヒヤリ・ハット」の経験がものをいうので、ベテランで取り扱い事件数の多い事務所が良いだろうとは思いますが。ちなみに、司法書士の調査って何やねん、という方は、http://blog.goo.ne.jp/neko519/e/ad3e84780bbfdeb3facfd4dfa0806b62 をご覧になって下さいませ。
うちがベテランかと言われると・・・。一応開業１０年になりますが、業歴ウン１０年の先輩が山ほどいる業界なので、ベテランという勇気はないです。アカン、こんなん言うたらお客さん減ってまう。
気を取り直して、残りは、①値段と、④段取り、という事になります。
この④段取りなのですが、不動産売買の手続きは「流れ」があります。
不動産業者さん～司法書士～銀行～という手続きの流れは、慣れてる者同士の方が絶対に流れが良いです。業者さん指定の司法書士を使うのが、お客様にとって一番ストレスがないと思われます。これが、業者さん指定の司法書士をお勧めする一番の理由です。
最後に①値段。
司法書士事務所の報酬は自由化されていますが、ある程度相場があるので、普通は滅茶苦茶極端なボッタクリはできません（狭い業界ですし）。
となると、一生懸命安い司法書士を探したとしても、値段を下げる事が出来るのはわずか数万円ってところ。数万円というと結構大金ですが、不動産売買の際にはやらにゃあならんこと、決めなければならない事が沢山ありますので、数万円浮かすために良く分からない司法書士業界の安そうな事務所を探してウロウロ・・・というのは費用対効果が悪いです。
むしろ、高いかな？と思ったら、なるべく早く司法書士費用の明細（単なる総額ではなく明細）を貰いましょう。その上で、不明な点があれば説明を求めましょう。その方が安い事務所を探してウロウロするより効果的です。但し、費用の問い合わせは必ず決済より前の日にしましょう。決済当日では相手に迷惑がかかります。
ちなみに、うちの事務所に時々ホームページを見た個人の方から費用の相談（要するに相見積）がありますが、大体が実費の建て替え費用（登録免許税）と報酬の区別がついていないという司法書士あるあるパターンです。不動産決済に関しては、ありゃ？この事務所極端に高くね？と思った事はないです。
なお、うちの事務所の報酬については「報酬の実例」を見てね、と書こうとしたところ、売買については実例を挙げていませんね。近いうちにあげときます。
思いのほか長くなったので、次回はまとめ。
寒くなれた？
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
石川県金沢市 司法書士・行政書士 松村義信
事務所ホームページは http://www.office-ym.net
相続・遺言について（作成中）http://kanazawa-souzoku.com/
後見について（作成中）http://kanazawa-kouken.com/
不動産登記、相続・遺言、会社登記、成年後見、裁判、帰化
債務整理（任意整理・破産・個人再生）、過払い金返還請求、
その他相談無料です。
お問合せはoffice-matsumura@mountain.ocn.ne.jp
又は ０７６－２１３－５０７１ まで。
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前回は、売買の時の司法書士は不動産業者さんの紹介の事務所でええんちゃう？っていうお話でした。
んで、その理由。
不動産の売買の登記は司法書士の主力業務なので、これができない司法書士は滅多にいません。
ましてや、不動産業者さん紹介の事務所なら、その業者さんの関係の売買の登記を普段からやっているでしょうから、「
できない司法書士に頼んじゃう」ということがないわけです。ちゃんと、売り主さん名義から買主さん名義に移転の登記をしてくれるでしょう。
んじゃあ、司法書士によって違うのはどこかというと、
①値段
②説明
③案件によっては、ご事情の聞き取り
④段取り
⑤調査の丁寧さ
ですが、
②説明責任の時代にこういっちゃあなんですが、売買の時の司法書士の仕事は、「売主から買主に名義を移す（＋担保設定があれば担保設定の登記をする）」につきるわけです。説明の大半は、物件と名義の取り違えがないかが殆どですので、事務所選びの基準にしてもしゃあないです。ちゅうか、外からはどんな説明をする事務所かもわからんですし。
ちなみに、説明は長すぎてもお客様が疲れるし、短すぎても（私が）不安になるので、どこまで説明するかは結構悩みます。たまに、他の事務所が説明するのを聴く機会がある時は、結構ガン見してます。
③事情の聞き取り、と言うてもお金を出す人と名義人になる人が違うと贈与税の問題がでたりしまっせ、というような話が殆どです。不動産業者さんの方でお客様と打ち合わせ済みの事が殆どですので、決済の段になって司法書士が根ほり葉ほりという事はあまり無いです（売買の場合、司法書士がお客様にお会いするのは残金決済時に初めてお会いするというのがほとんです。残金決済の際に名義人を誰にするのかという話をするのは、タイミングとして既に遅い）。
次いで、⑤調査の丁寧さ。ここは事務所によって結構差が出るような気もするのですが・・・。不動産の調査は、本来的には不動産業者さんの重要事項説明書によるべきものですし、司法書士の調査は外からは何やってんだか分かりにくかったりするので、事務所選びの基準からは外して良いかなあと思います。強いて言えば、調査は「ヒヤリ・ハット」の経験がものをいうので、ベテランで取り扱い事件数の多い事務所が良いだろうとは思いますが。ちなみに、司法書士の調査って何やねん、という方は、http://blog.goo.ne.jp/neko519/e/ad3e84780bbfdeb3facfd4dfa0806b62 をご覧になって下さいませ。
うちがベテランかと言われると・・・。一応開業１０年になりますが、業歴ウン１０年の先輩が山ほどいる業界なので、ベテランという勇気はないです。アカン、こんなん言うたらお客さん減ってまう。
気を取り直して、残りは、①値段と、④段取り、という事になります。
この④段取りなのですが、不動産売買の手続きは「流れ」があります。
不動産業者さん～司法書士～銀行～という手続きの流れは、慣れてる者同士の方が絶対に流れが良いです。業者さん指定の司法書士を使うのが、お客様にとって一番ストレスがないと思われます。これが、業者さん指定の司法書士をお勧めする一番の理由です。
最後に①値段。
司法書士事務所の報酬は自由化されていますが、ある程度相場があるので、普通は滅茶苦茶極端なボッタクリはできません（狭い業界ですし）。
となると、一生懸命安い司法書士を探したとしても、値段を下げる事が出来るのはわずか数万円ってところ。数万円というと結構大金ですが、不動産売買の際にはやらにゃあならんこと、決めなければならない事が沢山ありますので、数万円浮かすために良く分からない司法書士業界の安そうな事務所を探してウロウロ・・・というのは費用対効果が悪いです。
むしろ、高いかな？と思ったら、なるべく早く司法書士費用の明細（単なる総額ではなく明細）を貰いましょう。その上で、不明な点があれば説明を求めましょう。その方が安い事務所を探してウロウロするより効果的です。但し、費用の問い合わせは必ず決済より前の日にしましょう。決済当日では相手に迷惑がかかります。
ちなみに、うちの事務所に時々ホームページを見た個人の方から費用の相談（要するに相見積）がありますが、大体が実費の建て替え費用（登録免許税）と報酬の区別がついていないという司法書士あるあるパターンです。不動産決済に関しては、ありゃ？この事務所極端に高くね？と思った事はないです。
なお、うちの事務所の報酬については「報酬の実例」を見てね、と書こうとしたところ、売買については実例を挙げていませんね。近いうちにあげときます。
思いのほか長くなったので、次回はまとめ。
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