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箱入り息子の恋

2017年11月27日 22時19分43秒 | 邦画>★★
2013年/邦/市井昌秀監督/星野源 夏帆 平泉成 大杉漣 森山良子 黒木瞳
2017年11月26日 TOKYO MXキネマ麹町〔あの頃、君は若かった。〕

【あらすじ】
天雫健太郎(あまのしずくけんたろう/星野)は、市役所勤務13年の35歳。几帳面で人付き合いを嫌い、酒もタバコもやらず趣味はゲームと城プラモ。友達は水槽に飼っているカエルだけのチェリーボーイである。
そんな息子を心配して、両親(平泉&森山)は代理見合いに参加する。戦果はかんばしくなかったが、偶然健太郎を気に入った今井夫人(黒木)から見合いバナシが持ち上がる。
お見合いするにはしたが、相手の奈穂子さん(夏帆)は全盲という障害を負っていた。今井氏(大杉)は健太郎をこき下ろし、天雫夫妻は激オコ。健太郎も今井相手に一説ぶつが、親のスタンドプレーで負わなくていい傷を負ってしまった。
ところが奈穂子さんは、市役所の昼休みを利用して健太郎に逢いに来た。お昼ごとのささやかなデート。今井夫人が見守る中、二人は恋を育んだ。今井氏に認めてもらえるよう、昇進の意欲も見せる。
初めての休日おデート。ところがここに今井氏現る! なんだかんだと言い争いをしている中、クルマにひかれそうになった奈穂子さんを助けて健太郎がはねられた。
脚を骨折して、天雫家側も今井家と絶縁を決意。健太郎の初恋は終わった。
かに思えたが、奈穂子さんは逢瀬の足取りをたどっていた。やっぱり奈穂子さんが好きだ! 健太郎は今井邸へ押しかける…!?


星野源初主演作品なんだとか。当時31歳だったのだが、なぜか35歳という設定。35歳でなきゃならない理由は特になさそうだけども。あ、大人計画なの? あーあかん、株下がった。
ラブストーリーとしては悪くなかったし、泣けもした。が、脚本は気持ち悪かった。
天雫父「ずっと独りでいるつもりか」←余計なお世話じゃ。
天雫母「ふつうの暮らしをして欲しいの」←孫が欲しいって正直に言えば?
お前ら、ラッセルとかアドラーとか読め。
35歳にしては幼い主人公の精神年齢とか、社長で金持ちの今井氏が他所に女作ってて夫人が黙認してて娘をお嬢様扱いしてるとか、主人公二人が双方一人っ子の上所属コミュニティを持っていないとか、面倒くさいこと全部端折ってる感じのする脚本は青臭くてしょうがない。監督が自ら書いたらしいのだが、この人髭男爵の元メンバーなんだそうな。超どうでもいい。更には奈穂子さんが20代半ばで彼女のほうからホテルに誘うとか、絶対自分の理想を投影してるよね。
恋愛としてはこの二人は成就してもいいと思うが、そもそも一人っ子同士でどうしてお見合いを受けることになったのかね。今井も社長なんだから、自分とこの重役候補を婿にしとけよ。よくよく考えれば、そもそもがいろいろ間違っている。

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