警察手帳見れず

2012-03-31 02:35:22 | Weblog

先日久しぶりに職質された
本当に久しぶりである
通算5度目ぐらいだと思う
しかも、まったくの不意打ちだった(それが職質というものだろうが)

その日は買い物する日だったんだが、2つのスーパーのどっちに行こうか迷っていた
前にも書いたが月末に翌月のカレンダーが置いてあるスーパーがあって、
いつも仕事帰りにそこでもらってるんだが昼は客も多いし、
俺のような男が取るのも恥ずかしいので別のスーパーに行くことにした

そして買い物を終え袋をかごに入れ鍵を開けた瞬間、1人の男がスーッと近づいてきた
おとなしそうな20代という感じの男である
このスーパーで自転車盗難が多発してるんで登録番号照会してるんだが、
この自転車の登録が遠い場所になってたんで確認させてほしいとのことだった

つまり遠くで盗んできて乗ってると思われたわけだ
ただ、すでに住所と名前を照会してたので俺の見た目が不審だったわけではなく、
たとえ真面目そうな女性であったとしても声を掛けられていたものと思われる

ただ見た目は十分怪しいので俺が鍵を開けた瞬間、向こうは当たりが来たと喜んだはずである
それでも、もちろん俺の自転車なんだが今1人暮らしをしてる市ではなく、
実家のある別の市の住所で登録したので不自然に思われたようだ
ちょっと調べたら登録住所が地元以外だとチェックされる可能性が高いようである

俺は突然のことで動揺しつつも住所を答えた
するとうなずきながらも名前も聞いてきた
すでに把握されてるとはいえ名前は抵抗あったが拒否するとややこしくなるんで普通に答えた
すると合っていたので納得した様子で失礼しましたみたいな感じで去っていった
約1分ぐらいのやり取りだった

たまにスーパーの駐輪場で新人と思われる警官が登録番号チェックしてる姿を見るが、
そいつは制服ではなくジャンパーを着ていた
胸に警察署の名前の刺繍があったが、あれはどういう階級の奴なのだろうか

制服ではないということは刑事か?
だがまさか刑事がスーパーの駐輪場で自転車チェックなどしないだろう
俺はそいつが去った先は見なかったがもう1人いたのだろうか
もしかすると取り締まり強化週間だったのかもしれない

ベテランと2人1組で新人を先に行かせて様子を見てたのだろうか
しかし本当に警察官には見えなかった
その辺の普通のおとなしそうな若者である

そして駐輪場を出てしばらくして、しまった~と思った
俺は以前から今度職質されたときは手帳を見せてもらおうと思っていたのである
手帳を見せろと言ったらどういう反応するのか見たかったのだ
もちろん、それにより相手が本気になるというリスクはあるらしいが1度はやってみたかった

これが夜間の無灯火ならキレて切符を切られる危険性があるが今回は純粋な職質である
相手を怒らせてもこっちに弱みはなく絶好のチャンスだったわけだ
ただ、提示を求めた瞬間、奥からゾロゾロ出てこられたら怖いが一か八かやるべきだった
俺は以前ライトが壊れてて夜間走行中の職質を警戒してたんで、
そのときは制服警官であっても手帳を見せてもらうぞと心に決めてたんだが、
昼間のスーパーの駐輪場という予期せぬシチュエーションだったんで瞬間的に全部意識が飛んでしまった
いやあ、ああいうときは頭が真っ白になってしまいますね
しかし本当にあいつは警察官だったのだろうか(笑)

しかし、ここまで書いてきてふと思った
やはり俺が見るからに不審だから声を掛けてきたのではないか
俺の登録場所が気になったといっても、たった1台のためにずっと待機してるとも思えない
もし俺が来なかったらどうなっていたのだろうか

やはり大雑把に数十台確認し、怪しげな人物が来たら手当たり次第に聞くという方針だったのではないか
もし俺が小学生だったら、さすがに来なかったのではないだろうか
そう考えると、やはり俺の外見は魅力的だったのだろう(笑)

もちろん、この手の職質がどのような手順で行われるのか知らないので真相は不明である
だが、いずれにしろ手帳を見せてもらうという大きなチャンスは逃したわけだ
こんなチャンスはもう来ないかもしれない
別に職質されたいわけではないんだが悔いが残ってしまった

もっともこの程度で職質と定義付けられるのかも分からない
だが何回受けても気分がいいものではない
もちろん、こういう地道な捜査で大きな犯罪が摘発されることもあるだろうし、
俺自身も間違いなくその恩恵を受けてるはずだから、どんどんやるべきではあると思う

振り返れば初めての職質は中学生のときであった
当時、鉄道写真にハマっていた俺は日曜になると東京駅や上野駅に行って特急の写真を撮っていた
今で言う撮り鉄である

そして確か上野駅だったと思うが階段を上ってると男女ペアの私服警官に声を掛けられた
何しに来たのかと聞かれたんで電車を撮影するためと答えるとバッグの中を見せてほしいと言われた
そしてそれならカメラが入ってるはずだよねと言われカバンの中のカメラを見せると納得して去っていった

この時期は家出してくる子が多いんでバッグを持ってる若い子に声を掛けさせてもらってるとのことだった
さすがに自分で言うのもアレだが中学生のときは普通の外見である
このときの理由はさすがに本当だろう

あれから恐らく5回目ぐらいだと思う
もう1つ印象に残ってるのは自転車で道路を横切ろうとしたとき後ろにパトカーが見えた
俺は思わずそのパトカーをじっと見てしまった
すると停止を求められ今自転車が盗まれたと通報があり色が同じなので確認させてくれと言われた

これはさすがに取ってつけたような理由であって俺がパトカーを見て逃げたように見えたからだろう
この理由を聞いたときはさすがに嘘付けとツッコミたくなったが名前を言ったら解放された
あとは特に説明するまでもない普通の職質である

48歳で5回ぐらいの職質というのは一般的には多いのか少ないのかどうなのだろう
しかし、いつ受けてもその瞬間はドキッとするものである

それにしても登録住所が他市だというだけで聞かれるなら今後も可能性がある
チャンスはまた訪れるかもしれない
だが同じ奴は勘弁してほしいものである

いずれにしろ最大のチャンスを逃して悔いが残った職質だったことは間違いない
コメント
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