いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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外国人労働力と将来社会学。 labor force of foreigner and futuristic sociology

2017-03-24 20:22:20 | 日記
 (1)介護職員の高年令者虐待(illtreatment)が15年度に408件(厚労省調べ)あり過去最多を更新した。9年連続の増加で前年比36%増という際立つ多さだ。
 高年令化社会を迎えて対象高年令者が増加して、これに反して介護職員の人手不足がていねいな対応に追いついていない社会ギャップの現実問題を示すものだ。

 誤解を恐れずに言うなら、対象高年令者に説明しても理解しない、わかってもらえない、言う通りにならないことからくるストレス、いらだち、あせりが虐待につながることは容易に考えられる。

 (2)それならそういう仕事に従事するなと言いたくもなるが、専門家の話では人手不足で介護の知識を持たない介護職員が増えたことが一因だとしている。
 介護現場の人手不足には意欲ある、希望する外国人の人材を借りることが親切でていねいな介護が期待できると書いたが、外国人すべてが資格、知識問題が必要となると短期間での日本語の修得と受験資格取得が障害となってなかなか成果がみられないのが現実だ。

 しかし介護補助となると意欲、向上心の高い外国人が資格取得者の指導のもとで働くことによって、介護現場の人手不足の解消に効果、成果があると考える。

 (3)専門家の言う介護知識を持たない職員が増えたことが介護虐待の増加を招いているとなると考えさせられるが、それは否定はしないが、介護業務というのはなにより根気と意欲と熱意と向上心が求められて、外国人としての言葉の障害はあっても高年令者に寄り添う対応としては根気、意欲、熱意、向上心のある外国人であれば通じ合えることも十分考えられるし、かえって無垢の対応の貢献も高いといえる。

 政府は家事手伝いなど生活補助業務で外国人の人材活用を進めており、東南アジア諸国では日本での対象業務への従事希望者も多いといわれており、日本の世界に例のないスピードでの少子高年令化社会では貴重な労働力であり人材となりうるものだ。

 (4)介護業務の場合には、まずは人間性、意欲、向上心の高さであり、その中で専門知識を学び身につける中で貴重な役割を果たしていくことが大事であり、人材不足分野の外国人活用は避けられない今日的日本の少子高年令化社会の現実問題だ。

 政府は外国人観光客の訪日外国人については経済効果のともなう数値目標(たとえば年間2千万人目標)を掲げて熱心だが、労働力を補助する人材としての外国人招致、外国人労働力(labor force of foreigner)に対しても数値目標を示してこれからの社会資本として積極的に活用していくことが必要な今日的、将来的社会学(futuristic sociology)論だ。

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