いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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創作的リテラシイー方法論。 methodology of creative literacy

2017-05-20 19:59:57 | 日記
 (1)作家の執念力(persistence)というものはすごいと思うことがある。執筆に没頭して歯が10本抜けてインプラントにした(金額も相当なものだが)とか、五木寛之さんは万年筆が持てなくなると最後は万年筆に布をぐるぐる巻き付けて手のひらで握って書いたと述べている。壮絶な光景だ。

 構想10年で執筆6,7年という話もあり、内田康夫さんは病気で休筆宣言をしてそれまで書いていた未完の小説をそのまま刊行して、完結を一般公募することになった。

 (2)作家とすれば起承転結は作家の習い、世の習いで、途中で終わりとはいかない無念、執念を感じる。芸術作品では生涯をかけて家の周りに作品をつないでいき、生涯一作品という話も聞く。
 
 やはり特殊な才能の持ち主であんな風には書けないなとか、描けないなと思わせるものがある。それが芸術というものだ。

 (3)内田康夫さんの場合は特定の誰かに完結を依頼するわけでもなく(結果としてそうなることもあるが)、一般公募して「次代を託す未だ世に出られずにいる才能ある方」(本人休筆宣言)に完結を託す気持ちも伝えられている。

 直木賞、芥川賞など有名作家名を冠とした文学作品への評価、表彰は数多くあり、若い作家、次世代作家の発掘に寄与している。

 (4)最近は全国本屋大賞として書籍販売店の推薦する本の人気が注目を集めている。情報化時代、社会の中で電子書籍時代到来により紙ベースの書籍の存在価値が比較低下して、書籍の販売が全体的には低迷している。

 新聞も同様の時代的変化についていけないところはあるが、紙ベースの書籍、新聞には読みやすさ(くり返し、全体は握、飛び読みなどなど)、文章、記事の比較力、資料力、記録、書き込み力、検証力、ついでにいうなら踏み台力、装飾力と他を寄せつけないクオリティ(quality)はある。

 (5)いうまでもなく、それぞれの特性、特徴、特質をいかした利用性、活用性が尊重されるものだ。
 読者は作品についてはいつも受け手側にあるものではあるが、未完の刊行作品については読者がそれぞれに作品を完結させる創作的リテラシー方法論(methodology of creative literacy)もあるのではないのか。

 (6)古代史から中、近代史、現代史、未来史のロマンに及ぶそれぞれの読者の歴史ロマンがあっていい。
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文化
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