いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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報道の自由と情報源。 freedom of news and news source

2017-05-17 19:42:33 | 日記
 (1)報道の自由(freedom of news)が保障されるのは情報源(news source)を守り、知られない、公表しないことが大前提だ。そうしないと情報源にいらぬ危害、負担が加えられたり、及んだりまたそうすることによって二度と情報提供しなくなるからだ。

 (2)報道には情報源を知られない報道の仕方が求められる。政治の汚職や不法行為などをスクープしてきた文春がライバル誌の新潮がこれから発売するスクープ記事の電車内中づり広告を事前にコピー入手して、文春が同様の記事を書いて発売したとする新潮の暴露記事を巡って(あれこれちょっとややこしいが)双方が非難合戦(報道)をしている。

 中づり広告が事前に広告会社からコピーされ持ちだされたのは事実のようだが、それをもとに記事が書かれて勝手に他社が記事を発売したのかについては双方の意見が分かれている。

 (3)情報源があきらかになっているので、ライバル他社に中づり広告をコピーさせた広告会社の不手際は問題があり、広告会社としてもまさかそれをもとに社会的に知名度のあるライバル誌が同様の記事を書くなどとは思いもしなかったのだろうか。

 情報を扱う信義則の業界の慣れ、不文律、油断が招いた、スクープ合戦を続ける情報誌の世界でも情報源を守る、知られない倫理観(ethically)がなおざりにされて無頓着な問題となっている。

 (4)トランプ大統領はホワイトハウスでのロシア・ラブロフ外相との会談で「素晴らしい情報を得ている」として旅客機に持ち込むパソコンを用いたISによる攻撃計画やIS支配地域で脅威が検知された都市名(報道)を伝えたと報道されている。

 トランプ大統領もツイッターで「ISやテロとの戦いでロシアに関与を深めてほしいからだ」とこれを認めている。

 (5)こちらの方は米国とは外交、軍事戦略で違いを見せるロシアのラブロフ外相に対して、第三国(イスラエルとの報道がある)が提供したISに関する軍事機密を伝えたとする情報で、ロシアの協力が得られる保障もなく、情報提供の第三国の特定、危険にさらす恐れのあるもので、国の指導者が思想、信条、理念、体制の違う外国政府に対して伝える情報ではなく、トランプ流の問題意識を持たないあけすけな態度、対応、ルース(loose)さが露呈した。

 報道の自由と知る権利を否定するかのようなトランプ大統領の情報管理能力の低さだ。これでは同盟国首脳としても被害影響を考えれば容易にトランプ大統領に重要情報を語るわけにはいかなくなるだろう。

 (6)主権者の国民に知らされない国家機密など本来あってはならないものだが、もちろん伝える側にもそれなりの工夫、原則はある。そこには情報源を守る、知られない姿勢が求められて、情報は必要かつ最小限度のものが前提だ。

 トランプ政権は北朝鮮をけん制、威かくするために米軍空母群を北朝鮮近海に派遣しているといわれる情報はあるが、実際の行動は闇の中だ。中国の人工衛星による偵察でも米軍空母群の行方はわからないといわれて、それが軍事効果となっている。

 (7)今回の北朝鮮の新型弾道ミサイル発射もいつもの日本に近い海域ではなくロシア領域に近い海域(報道)に着弾した。多分に日本海にいるとみられる米軍空母群への影響を考慮したものと考える。

 報道の自由と知る権利と情報源の守り方、公表の仕方について大いに考えさせられるところだ。 
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