いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

先輩政治家の忠告。 a warning of a superior statesman

2017-06-10 20:05:08 | 日記
 (1)日本共産党元委員長の不破哲三さんが新聞の特集記事で、本人が在職していたかっての政治はまだましだったという趣旨のことを述べていた。「当時の自民党の首相はもっと国会の討論を大事にしていた」(報道)として、「当時は折にふれて与野党の党首会談があった」、「歴代首相は野党党首とも事前の意見交換をした」(同)と指摘している。

 (2)その頃の首相ではないけれど、また安倍首相を当時の与党、政権の中枢に取り入れて育てた言葉の軽い政治の走りでもあった小泉元首相ではあるが、首相退任後には原発再稼働を進める安倍首相、政権に対して反旗をひるがえして原発即廃止を掲げて対立しているが、これもかっての政治の師匠から安倍首相に対する忠告(a warning of a superior statesman)と受け取るべきことなのだろう。

 (3)当時の野党は既得権益に支持される自民党長期政権時代の中でも、思想、信条主義政治の体制の中で自民党の日米安保体制堅持の中で当時野党第1党の社会党が非武装中立論を掲げて国民にはわかりやすい政治体制であった。

 思想、信条主義の政治体制の中で論客も多く、与野党、政権との激しい政治路線論争がくり広げられて政治に緊張があり、しかし国民生活では戦後の経済成長至上主義の中で国民あげての高度経済成長社会が推し進められて、自民党長期政権慣れの政治を身近なものとして受け止められない風潮もあった。

 (4)その高度経済成長時代のバブルがはじけて一気に不況が押し寄せると、政治は経済立て直し、国民生活重視に重点を移し近代日本政治の流れができあがった。
 バブル経済を主導した田中角栄元首相の日本列島改造論から福田、大平、宮沢政権の財政再建重視路線へとカジを切り、そして自民党長期政権の既得権益、密室、金権政治への批判の中で「自民党をぶっ壊す」と宣言して国民の高い支持を受けて従来の派閥力学に属さない当時の小泉首相を誕生させた。

 (5)この流れは09年の本格的政権交代による民主党(当時)政権を誕生させたが、わずか3年半の後に政策自己否定、崩壊によりここで誕生したのが安倍第一次政権だった。

 結局現在の不破さんが言うかってのまだましな国会論争の政治体制から、数(議員)の論理で押し切るだけの国会形がい化政治体制をつくりだしたのが、09年民主党政権の失敗による決めれない政治への国民の政治不信だ。

 (6)これが安倍政権の重要政治課題に対して国民の過半数がことごとく反対(世論調査)しながら、数の論理で押し切る決める安倍内閣の支持率は比較高いというパラドックス政治(paradoxical politics)をつくりだしている。

 あきらかな政治劣化の時代だ。この傾向は世界的な政治の流れになって、米国トランプ政権の誕生、EUの財政金融破たん、不安、英国のEU離脱となり、アメーバのようなISの国際過激テロの横行を招いている。

 (7)小泉元首相の安倍首相、政権批判の対立は意味のある先輩政治家からの忠告ではあるが、まだまだ遠慮がみられて、もっと先輩政治家の現状政治への忠告が求められ、必要だ。
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