いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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IoTと農業の個性化。internet of thing and agricultural individuality

2017-07-17 20:08:02 | 日記
 (1)名古屋市が都市高速道路を建設した時は、当初の計画では建設費を回収したあとは高速道路利用料金を無料化することになっていた。09年民主党(当時)政権の政策をずっと以前にすでに実施計画に盛り込んでいたが、高速道路工事がほぼ完了したあとも一部区間で工事継続に支障が出て数年にわたって開通できずに放置されて、その時の維持費負担増があったのか結局は高速道路無料化は実現できずに、逆にその後値上がりした。

 (2)政府はEUとの経済連携協定(EPA)の大筋合意を受けて、欧州産チーズ、ワインの輸入関税が撤廃されて値下がりすると発表した。
 が、この夏からすぐにでも安くなるものではなくて、これから相互に国内関連産業への影響対策を講じてからのもので、その効果がでるのは数十年先の話で高年令社会の多くの国民にとってはほとんど関係ないような話だ。

 (3)「おいしい話」はすぐにでも実現、実施してほしいと消費者の誰しもが願うものだが、生産者側にとってはそうともいかずに将来にわたっての長い対策効果だ。
 日本政府の食糧自給率第一主義による日本農業の超過保護政策で、本来日本農業の高い潜在能力(potentiality)、国際競争力を発揮させてこなかった日本政府としては、とん挫しているTPP交渉でも農産物の自由化で日本農業の自主性、自立性を育てる好機でもあった。

 (4)将来数十年先のあまり「おいしい話」を今聞かせられても、勘違いをするばかりでむなしい思いばかりが強い。冒頭例のようにその時になったら効果はご破算とならないような信頼関係が前提だが保障はなくて、それにしても「おいしい話」の先が長すぎる。

 国内関連産業への対策といってもすぐに市場ハード面での話ではないので、政府としても補助金、税制対策など市場ソフト面での対策を早期に整備、実施して現実社会、世代が「おいしい話」を実感として受け入れられるものにすべきだ。

 (5)日本の農産物は欧米の日本食文化への関心の高まりの中で輸出量が格段に増えており、貿易自由化は国内関連産業にとっては一時的なマイナス効果ばかりではない。
 日本農業の高い生産力、技術力、開発力、品質力、味覚力は国際競争力の高いものであり、将来の市場開拓力、開発力につながるもので期待、夢は大きい。

 (6)国内農業にも企業参加が増えており、個人農家とのすみ分けも重要だ。IT、IoT活用の企業化農業の参入は農産物自由化の時代の中で重要なファクターであり、効率省エネ化、高度化、効果利益化に向けてこれからの農業の中心的存在になっていくものだ。

 一方で個人農家は地産、特性、改良、高品質型の農業の個性化(agricultural individuality)で国際競争力をつける両極化だ。
ジャンル:
文化
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