いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

道を外した政治。 misplaced politics

2017-01-30 20:00:01 | 日記
 (1)メディアと全面対決して自らの存在感を誇示するトランプ大統領が今度は司法と対立するのか。米国大統領は国民から直接選ばれるので絶大な権限が与えられている。
 議会の承認なしに独自に法律をつくれる大統領令を矢継ぎ早に発令して、最近のビデオ演説では「国民との約束を毎日果たしている」(報道)と自画自賛してみせた。

 (2)「テロリスト流入阻止のための米大統領令」では中東、アフリカ7か国、すべての難民受け入れを120日間凍結するとして、いくら正式のビザ(査証)を持つ対象者でも一切入国を認めずに数百人が空港で足止めされて、抗議の混乱を招いている。

 難民などの緊急提訴を受けたニューヨークの連邦地裁判事は有効なビザを持つ人の送還は認めないとして大統領令の効力を部分的に停止する判断(報道)を示した。大統領令が憲法に違反すれば連邦裁判所は取り消すことができるがそこまでは踏み込まなかった。

 (3)大統領令に対しては議会が法案決議して対抗する手段はあり、連邦地裁の決定も同様の司法判断だ。これにもとづいて数人は拘束を解かれて一時的に滞在が許可された(報道)が、依然として数百人単位の多くの対象者、難民が空港で足止めにされて抗議を続けている。

 さすがにトランプ大統領は今のところ連邦地裁の司法判断を認めない、従わない司法対決姿勢を示しているとは聞かない。

 (4)トランプ大統領はツィートで大統領令の正当性を強調しているといわれる。テロリスト排除を名目に「米国は強い国境と厳重な(入国)審査を必要としている」(報道)として手続き上の厳格な適用で今後も米国への難民、移民流入の阻止を推し進めるだろう。

 米国は移民受け入れ国家として将来に渡ってこれまで米国社会をリードしてきた白人層がマイノリティ(minority)になることが示唆されて、その脅威、危機意識が移民排斥を主張するトランプ大統領を支持、押し上げる効果ともなっているといわれる。

 (5)難民などの入国を規制する大統領令は、トランプ大統領を支持、選出したダイナミズム(dynamism)の白人マイノリティ層からは支持が厚いだろう。
 自らを大統領に押し上げた国民の支持を背景に司法とも対立して自説を引かない可能性はあるが、トランプ大統領の行く先々でこんな混乱続きでは米国も持たないだろう。

 (6)一方、日本でも収賄容疑事件で2審で逆転有罪を受けた美濃加茂市長が裁判の不当性を市民に問うとして筋違いの辞職した出直し選挙で、57.10%の比較高い投票率で対立候補に圧勝した。

 今後は市民の高い支持、信任を背景に上告中の司法と対立するのだろう。政治が見識、良識を見失い、手段と手法、判断を選ばない道を外れた(misplaced)自己満足、自画自賛の風潮がはびこって心苦しいばかりだ。

 (7)世界、世間はトランプ大統領のツイート、大統領令にたなびいて四苦八苦だが、政治の深刻な危機と認識すべきだ。

 
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