いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

市場の完全白紙化。 complete renewal of tokyo market

2017-06-22 20:03:10 | 日記
 (1)築地市場を豊洲に移転する話はせいぜい東京都の市場の問題であり、東京都が解決すればいい問題なのだが、自民党に決別して国会議員から東京都知事に当選就任した小池さんが今夏の都議会選挙で自ら地域政党「都民ファーストの会」を立ち上げて自民党と対決することになって、が然中央政界を巻き込んだ政争となった。
 食文化、食生活の具を政争の具にしてはならないことだった。

 (2)菅官房長官まで豊洲移転を白紙に戻してその後のなかなか方針を決めない小池都知事を得意のフレーズ「決めれない政治」と批判して、都議選対決に向けてかっての民主党政権政治の失敗イメージとダブらせる手法に出ていた。

 (3)小池都知事としては築地市場の豊洲移転白紙問題を都議選の争点にして同時解決をはかる戦術だったとみられていたが築地市場でも有害物質が検出されて、築地ブランドにこだわりをみせる小池都知事がこちらの方は床がコンクリートで保護されているから安全性に問題はないと説明して、豊洲市場安全性問題との整合性がとれない発言で自ら混迷を深めて、今夏の都議選前での方針表明に追い込まれた。

 (4)そこで小池都知事から出てきたのが、豊洲市場への移転と5年かけての築地市場の再開発という両立論(compatible theory)だった。
 これまでの東京都の対応から築地市場の老朽化対策としての豊洲移転方針だったので、両立論はこれまでの6000億円をかけての豊洲市場整備建設、完成したものを一旦白紙に戻したことによってランニングコストがかさんでいるムダの上に、さらに築地市場再開発費用がかさむというムダの上塗りという無計画性を露呈した。

 (5)小池都知事得意の時間をかけて騒いで結論は先送りする政治手法のまま、豊洲、築地両立論の具体的利用、活用全体像を示すこともなく概念だけ先行して、結局市場完全白紙化(complete renewal of tokyo market)状態に戻っただけのことだった。

 築地跡地の売却費用を豊洲市場建設費に充てる財政計画も白紙に戻った。結局は小池都政の優位性(priority)を守るために前都政を否定する大騒ぎをしただけで、築地、豊洲両立論という市場完全白紙化状態に戻っただけの大いなるムダだった。

 (6)東京都の財政が潤沢なことを背景に大盤振る舞いの無計画性だが、これでは都民の理解、納得を得ることはむずかしい都政の私物化だ。
 築地市場跡地を通る予定の2020年東京五輪新設道路計画もあり、その後の築地市場再開発事業となるのだろうが、どうせ市場完全白紙化状態に戻ったのだからせめて東京市場問題の総点検、どうあるべきか計画、理念全体像をあらためて都民に示すべきだ。

 (7)市場問題を政治に利用するには、食文化、食生活の供給性、安全性、生産性の理念からふさわしくない。
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