いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治の顔。 countenance of politics

2017-06-23 20:03:32 | 日記
 (1)政治は「顔」でするようなものでもあり、もちろん「顔」でするようなものではない。それぞれが代表ともなれば気力、意識も高く、それでも過密スケジュールで土日も動いてさぞかし気苦労も多いと察するが、最近の代表政治家の顔付き(countenance)がよろしくない。

 (2)今通常国会後半、森友、加計学園関与疑惑で追求の矢面に立たされた安倍首相は60才を超えて顔にたるみも増えて太り気味で、目のはれも目立つ。
 同じく安倍政権を官邸主導で支える菅官房長官は、昨年ぐらいまでは何をやっても安倍内閣支持率が比較安定していることから記者会見でも笑みが絶えずに余裕がみられたが、安倍首相同様に加計学園関与疑惑問題で「国の最高レベルが言っていること」文書で追求が厳しくなって、内閣府と文科省との関係文書があきらかになるとそれを怪文書と否定してみせていたが、文科相自身が再調査の結果同文書の存在を認めたとなると不利な立場に立たされて、笑顔はすっかり消えた。

 (3)記者会見で報道陣をにらみつけるように上目づかいの三白眼は迫力があり、とくに菅官房長官の顔付きの様変わりようは際立つ。
 女性政治家の場合は、最後に登場する鬼のような女性政治家もいるがあまり顔付きについてどうこういうのは気の毒のような気もするが、築地、豊洲市場問題で結論を先送りして今日告示された都議選の争点にして自らの「都民ファーストの会」躍進を目指して有利に展開したかった小池都知事は、菅官房長官から決めれない政治と批判されてその前に結論の表明に迫られた。

 (4)結局は築地、豊洲両立論という全面白紙化の元のもくあみに戻る判断を示しただけだったが、都知事としてのレディファーストとしてはなやかな雰囲気が見られたものだが最近は髪形にも乱れが目立ち、顔付きは年相応、厚化粧でとりつくろう余裕もないような変わり様(もちろんそれも日に日に代わるが)だ。

 民進党の蓮舫代表も同党支持率が低く潜行して、せっかくの安倍首相の関与疑惑追求国会という晴れ舞台の中でも攻めあぐねて、若い輝き、躍動感は見られない。

 (5)威勢がいい(in high spirits)のは安倍首相が2012年総選挙で民主党(当時)政権の失政に乗じて大勝したときの自民党初当選組議員で、これまで金銭トラブル、女性問題とまるで社会ネタのような同期国会議員の辞職、離党騒ぎが続いて、極めつけが今回のやはり同期の豊田女性議員の男性政策秘書に対する暴行(ハンガーでたたくなどー報道)人格否定暴言のオンパレードだった。

 (6)こういう虚構国会の中での安倍政権がその数の力を頼りに自らの政治理念を実現しているのが、今日的政治の「顔」だ。
 

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