いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

医師の過労死。 overwork death of a doctor

2017-08-10 20:08:43 | 日記
 (1)子どもの頃に腹が痛くなって町医者に電話したらすでに診察時間が過ぎていて、しかも金曜日とあって翌週の月曜日に来るように告げられたことを思いだす。
 今、腹が痛いといって電話しているのに翌週の月曜日に診察するではいいかげんな医者もいると子ども心にも思った記憶がある。

 (2)政府の働き方改革では残業時間に制限が設けられて社会問題化している過労死(overwork death)対策としているが、「正当な理由なく診察を拒めない応招義務がある」(報道)医師には5年間適用されない。

 つまり患者から診察を求められれば、医師はいつでも応じなければならない。冒頭の診察拒否の医師にはどんな理由があったのか知るよしもないが、現実、実態はそうばかりでもない。

 (3)病気と対峙する病院、医師は24時間体制での完全診療が求められるのはいうまでもないから、それなりのバランスのとれた勤務体制が必要となりそれに対応できる医師の数は確保することが必要だが、それに逆行して近年医師不足が社会問題化している。

 毎年医学系大学から一定数が卒業して研修医を経て医師になるのだから医師不足というのはわからない制度上の問題で、そういう医師不足はないという専門家の意見もある。

 (4)結局は設備、体制の整った都市部の大型病院、大学病院に医師が集中して、地方、過疎地域病院の医師が不足しているというインバランス(imbalance)が原因として考えられる。

 昨年新潟で研修医が長時間残業勤務を苦にして自死した事件では、半年で休みは5日のみ(報道)という過酷労働を強いられていた。
 医師の応招義務が特別な特定の医師に集中している体制の問題が指摘されて、労災認定された。

 (5)働き方改革でも医師は残業規制が5年間猶予されて、しかも患者から診療を求められれば拒否できない特殊労働性から、仮にひとりの医師への負担増に頼らない24時間体制の診療体制が確立されないとなると本当に深刻な逃げることのできない医師の過酷な労働体制だ。

 これはもう医師のバランスのとれた配置数による医療健全、完全診療対応を国、行政が実施するしかない。働き方改革で残業規制を医師は5年間猶予などと言っていられない深刻なインバランスだ。

 (6)冒頭のように規制の利かない医療現場では高い医師精神性が無視される実態もあり、5年間残業規制猶予だけでは医療、医師の働き方の解決にはならない。
 国、行政の指導が必要だ。
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