いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

醒めた米国主義。 fade away americanism

2017-05-19 20:29:19 | 日記
 (1)米国は政治はワシントン、経済、文化、社会はニューヨークと社会構造中心軸が区分されてオーストラリア(キャンベラとシドニー)をはじめそういう国は多いが、米国はとりわけ両地域とも名実ともに世界を代表する地域なだけに区分けがより鮮明で独立している印象は強い。

 日本の場合は、東京に政治、経済、文化、社会が集中して東京一極構造を構成している。比較広大な国土の米国と狭い日本の違いがあってどちらも功罪があるが、国を広範に有効に利用活用するという国益論からは政治と経済、文化、社会の中心軸が分かれているほうが効能的といえる。

 (2)米国トランプ大統領は就任早々からイスラム難民、移民排斥の大統領令が連邦裁判所で違法と判決されて以降、FBI長官の突然の解任、ロシアへの軍事機密漏えいと独断的な節操のない混乱を政治に招いて、同大統領の支持率は40%程度と歴代大統領と比較して低迷している。

 日本から見れば、就任以来確かに大統領選挙戦で主張した理念、主義にもとづいた大統領令は発効しているが、前述のように司法から違法の判決を受けたり、メディアと対立が続いたままでこんな自己中心的なひどい政権運営が続けば通常は国民から厳しい判断、批判を受けるのは当然のところではあるが、確かに米国でも大統領支持率は近年の大統領の中でも最低クラスではあるが、だからといって議会や野党、国民、社会から一斉に非難、批判を浴びせる声は聞かれない。

 (3)まるで今の米国を見れば政治は政治、国民は国民、経済は経済、社会は社会のそれぞれ独立した割り切った構造意識が受け取られる。
 政治と経済、文化、社会はともに影響し合い、協調し合い、利益を共有するものであるが、今の米国ではニューヨーク中心のひとり桁違いの圧倒的なGDP世界1位の経済力、経済体制の実力が独自に世界を支配して、政治は二の次、どうでもいいというような醒めた風潮(fade away current)が感じ取られる。

 ワシントンのトランプ大統領の支持率が低くても、政策に期待していなくても、ニューヨークの絶大な経済力には関係なくひとり隆盛を極めているという、醒めた米国民(americanism)の政治無関心、疎外感だ。

 (4)これが日本であれば、政治、経済、文化、社会が東京に集中している社会構造から四者が一体となって政治の貧困が他に直接的に影響力を及ぼして、連鎖的に過剰に過敏な批判、非難が集中するというヒステリック・ショック現象を引き起こすだろう。

 米国の政治と経済、文化、社会の地域区分による醒めた独自性、無関心、疎外感がいいのか、日本の東京一極集中による過剰、過敏な直接的な相互反応がいいのか。
 醒めた割り切った米国トランプ・ヒステリック・ショック現象は、日本からみれば異変に映る。
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