いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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広島と巨人の大差。 large difference between carp and giants

2016-10-19 19:49:39 | 日記
 (1)広島カープ黒田博樹投手(41)が今年の日本シリーズをもって現役引退を表明した。41才の年令は選手寿命が延びたとはいえ、野手と違ってゲームで使う体力機能の多様性からしてかなり厳しい年令に差しかかっているということだ。

 今年後半のゲーム、CSでも打ち込まれることが多くなり、特にその間の広島カープの若手投手の頑張り、成長との対比がはっきりして異変は感じられた。

 (2)米大リーグ、伝統のヤンキースでローテーションを守る投手として活躍し、その高い年俸を蹴ってかっての広島カープに昨年復帰して2年目に見事セ・リーグ優勝に貢献した人生、野球史は「男気」として讃えられた。

 その広島カープの今年のペナントレースはとにかく強かった。2位巨人に17.5ゲームの大差をつけて9月のこれからペナントレース争いの本番を迎えるという時期に早々にセ・リーグ優勝を決めた。

 (3)投打ともに若手有望選手が成長、台頭して、そこに黒田投手、新井選手などのベテランがかみ合っての圧倒的な戦力だった。
 広島カープは長期展望に立った選手育成方針、能力の高さに、外国人選手のスカウト成功も高く、それが時間がかかっても時系列的に結集した時には強力なチーム力で優勝している。

 今年は25年ぶりのセ・リーグ制覇であったが、41年前の75年の優勝は山本浩二、衣笠祥雄さんらの強力打線、25年前の優勝は佐々岡、川口、北別府、大野投手の強力投手陣でともに周期的に圧倒的なチーム力を誇っていた。

 (4)地方プロ野球球団ということもあり地元の熱狂的な応援、支援もあり、それに新球場建設の後押し、ダイナミズム(dynamism)もあって、今年のセ・リーグ制覇に結集したといえる。

 今年の広島カープの強さ、堂々とした戦いぶりを見ていると、それに若手有望選手の成長、台頭などをみれば、この強いチーム力を背景にここ数年はチャンピオンチームとして強い戦力、結果を持続するのではないのかと思わせる勢いだ。

 (5)一方、その広島カープに17.5ゲームの大差をつけられた2位巨人はチーム方針、戦略、戦術(tactics)で一貫性、まとまりがなく、チームとしての戦力、戦術が備わっていなかった。それは原前監督の後年の戦い方によくあらわれていて、日替わり打線でつながりを欠き若手選手の成長、台頭もほとんどなくベテラン頼りの戦術、戦略だった。

 (6)豊富な資金力にあわせて外国人選手をスカウトしてもほとんど日本プロ野球では使いものにならない人材も多く、スカウト力の低さも広島カープとは大差があった。
 かっての長嶋、王選手がいたV9時代とは比較しようもないが、経験豊富な有能コーチ陣に長嶋、王選手を支える脇のかっての土井、黒江、高田選手などがいたスキのないチーム力、構成、構想力が近年にはまったく見受けられない。

 (7)最近の巨人は常時優勝争いの宿命はあっても、豊富な資金力、人気、ネームバリューにものをいわせて他チームの主力を引き抜いて、いうならば4番候補が並ぶだけのメンバー構成でチーム力として効果的に機能する戦略、戦術、構成、構想に欠けていた。

 今年1番打者を多く務めた長野選手は長打力、勝負強さ、意外性はあっても出塁率は高くなく、リードオフマンには適しているとはいえなかった。今度はCSでそれまで3番を打っていた首位打者の坂本選手を1番に据えるなど、巨人は最後までチーム力結集としての戦術、戦略、構想を描けなかった完敗であった。

 
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