いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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小池政治の風。 a current of wind of koike politics

2017-07-06 20:04:46 | 日記
 (1)当時自民党の衆院議員だった小池百合子さんは東京都知事の重なる不祥事、混乱、辞任の中で、最初に都知事選出馬がうわさされた東京選挙区で大きな人気を持つ民進党の蓮舫議員が出馬しない状況の中で、自民党の了承、推せんも受けないまま唐突に都知事選出馬をひとりで決めて表明した。
 自民党からみれば党のルールに従わない反乱(a rebellion)出馬だった。

 (2)小池さんからみれば安倍主流派に属さない関係からもともと自民党の了承、推せんを得ることなど叶わない状況を見ての造反だ。
 造反に勝機があったのかは、都民がこれまでの自民党的体質の都知事の不祥事、辞任に対して不満、不信が高まっている政治状況から、その自民党に決別して造反して都知事選に出馬を決めることで自らの自民党的なものを排除したことが大きかった。

 (3)1千万人以上の人口東京都で無党派層も多く、今ではトランプ現象後、世界的潮流になっている既成政治、政党に不満、不信を持つ有権者層の支持を集める出馬手法を駆使した。

 以外だったのは、その後一旦は自民党の推せんを求めたことだった。仮に自民党の推せんを受けていればその後の展開も異なったものとなった可能性はあったが、自民党方針を無視してひとり出馬した経緯から推せんを得ることなどそもそも可能性はない中での決別のポーズだったように思う。

 (4)都知事就任後の自民党離党問題でも同じ経過のポーズがみられたが、すでに自民党的なものへの決別、対峙を強く印象づける政治的ポーズにみえる。
 その姿勢は都知事となってからの都議会を多数で支配する都自民党との全面対立構図ではっきりと示される。

 このまま衆院議員として自民党にいてはこれまでと考えての都知事の不祥事、混乱を機会に自民党に決別しての自らの政治生命を都知事に懸けたものだ。

 (5)都知事になってからは都議会自民党との対立構図を中心にまだとりたてて何を推進したというわけでもなく、築地市場の豊洲移転、2020年東京五輪開催の大きな政治課題でもそれまでの都知事の決定、責任追求にあけくれて(7月の都議選に向けての争点化を狙ったとの見方)優柔不断との評価も出ていた。

 (6)自ら率いる「都民ファーストの会」候補者擁立による7月の都議選も当初は自民党ときっ抗するメディアの勢力予測であったが、直前の安倍政権、与党自民党の国政、国会不信、混乱を背景に一気に都民ファーストの会に都民の支持が集まった結果となった。

 現在のところは小池都知事に有利な政治の風(a current of wind of koike politics)が機会あるごとに吹いていての躍進だ。

 (7)小池都知事が率いる都民ファーストの会は都議会第1党にはなったが、ほとんどが新人議員でありこれからの小池都知事の統治能力を含めて政治の「質」の問題が政治問題だ。これからが本当の正念場を迎える。
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