いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治家の評価表。 achievement report of statesmen,women

2017-10-14 19:54:29 | 日記
 (1)安倍首相はよく政治は結果だと言う。安倍首相が言うのは、途中の議論は省いて数の力で描いた結果を出すことが重要と言っているわけだが、それは論外としてしかし政治は「結果」を検証することは大事だ。

 現在総選挙真っ只中だが、今回は必ずしも安倍首相に虚を突かれたわけではないが(予想されたうちのひとつ)、突然の解散総選挙でその自民党も含めて各党の選挙公約は政策集の題目を並べただけの無味乾燥なもので、結局は安倍政権一強時代の4年半の是非が問われる選挙となっているが、それも選挙における「結果」主義に対する検証の意味合いがある。

 (2)何をどのように進め、決め、実行したのか、政治活動の評価表(achievement report)が必要だ。それは与党に限らずにすべての野党にも必要で、もちろん全議員、候補者のこれまでの政治活動の評価表(通信簿)が必要だ。

 選挙公約はこれからこういう政治活動を行う、目指しますという約束でほとんど守られたためしを聞いたことがない。むしろ選挙公約になかった重要課題について急に持ちだして、冒頭にも書いたとおり国会審議を省いて数の力で法案を強行成立させて結果が大事だとうそぶく非民主的な政治が幅を利かせている。

 (3)与党の場合は政権、国権を握っているので割と行政仕様結果がわかりやすいが、これに対して野党はどう対応したのか、個々の議員はどう考え、行動してきたのかの政治活動評価を持って選挙で国民の審判を受けることは大事だ。

 第三者委員会でもいいが国会議員、政党評価の仕組み、フォーマットを決めて任期末や選挙にあわせて議員自ら公表するシステムが国民の公平で公正な審判、判断には必要だ。

 (4)これから何をやりますという「アテ」にならない約束ではなく、これまで何をやってきたのか、それをどうやってきたのか実績評価が国民審判、判断の基準になる。
 選挙にあわせて実施される最高裁裁判官ひ免の国民投票は、当該裁判官の裁判判決事例を紹介して国民の判断を受ける仕様になっている。

 国会議員活動にはもっと詳細な政治、国会活動記録、評価が求められる。すぐには機能しないかもしれないが少しづつでも取り組んで、また新規設立政党、候補者との比較をどうするのか課題はあるが、空疎な選挙公約、身勝手な結果主義だけで国民の審判、判断を受ける政治家の低俗化の見極めには必要だ。

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