国立国会図書館まで行かないと、過去の週刊誌記事が読めないと思っていたが、地元の図書館経由で記事のコピーを取り寄せるが出来た。
新聞の広告を元に、昭和47年の何月何日号の記事見出しで、約一週間で手元に。便利な世の中になったもんだ。
取り寄せる事が出来たのは、BS、SC、SKの三紙。記事の内容は結構違う。どれが本当?
一番下世話でわかりやすいのがSK誌。細かく取材してあるのがSC誌。何かしら裏に隠し事があるようなBS誌。
一度は興味本位の詮索は止めようと思っていたが、おいらの気持ちに戸惑いが・・・
決して本人の記憶を確かめている訳じゃなく、逆で小さい頃の記憶が正確でびっくりしているぐらい。
興味から、という気持ちはないと言ったら嘘になる。
色々調べてひとつずつ、真実に近づく快感もあった。
昭和47年の世相が、テルアビブや佐藤首相退陣に伴う福田VS田中の暗闘等々、騒がしい年、時代だった。という目的外の楽しみもあった。
でもさ、所詮は他人事。
勝手に依頼者にされた本人にとっては、身を焦がすような事実を掘り起こされたに違いない。
数奇な人生を健気に生きている友人の、更に数奇な人生を足早に駆け抜けた母親の物語がある。
真実は解らない、今更調べれば調べるほどに、真実は遠ざかる、発散するようだ。
ここまでにしよう、本当に。