
え?マンガオタクでもいるの?この店・・・と、思わされた瞬間であった。
今から25年前、「美味しんぼ(7巻)」に登場したという『みやこ豆腐』。
赤羽駅からアーケードの商店街(lalaガーデン)を抜けた岩淵中学校の裏手の住宅街にその店はある。
店の入口には達筆な文字で書かれた紙がベタベタと貼られ、なんとも物々しくも思える。
要は、天然水で作った豆腐は体に良いということが書かれているのだが、驚いたのがその天然水。
なんと、みやこ豆腐の地下から汲み上げていると言うのだ。
あくまでもイメージだが、北区においしい水が沸くことすら信じ難いのに、運よく?店の下から汲み上げているなんて二重の驚き。
そしてもれなく「美味しんぼ」で取り上げられたこともアピール。
みやこ豆腐では天然豆腐以外に豆汁、おから、そして天然氷を販売している。
油揚は止めてしまったそう。
しかし、そんなことよりも貼りすぎだろコレ!!
ウンチクやら宣伝文句やらのこの貼り紙が店頭ガラス扉全面に貼られてて、店の中が見えなくて、
営業しているんだか廃業してるのかがわからないくらい貼られすぎ。
もし、営業しててもちょっとこれは〜・・・みたいに一瞬引く・・・。
ちなみに天然水は法律で販売できないため、氷として販売しているそう。
たまたま店内からここのおばちゃんが出てきたので、営業していることを確認し、商品を購入してみた。
天然豆腐:380円
このパッケージに描かれているイラストはどうやら「美味しんぼ」の原作者がみやこ豆腐を取材した時のもののようで、
店内に、その原型となる写真が飾られていた。
ちなみに原作者の代表作では、個人的には「美味しんぼ」より、「男組」(少年サンデー)の方が大好きで、全巻持っていたくらいだ。
八極拳カッケェ〜!とか・・・どうでもいい情報だな・・・、本題に戻ろう・・・。
昔ながらの見るからに固そうな木綿豆腐。
しかし食べてみると、天然水効果か?絹ほどではないにしても、ボソボソ感はなくなめらか。
大豆の甘みと香りが嫌味なくほわりと広がる。
値段だけ見ると、1丁380円はいい値段。
しかし、ここの豆腐は、天然水を使っていることだけが特徴ではなく、大豆にも特徴があり、
大粒の北海道産大豆の中心部だけを使って作るという贅沢使い。この値段にも納得。
そこからできた副産物がこれ。
おから:200円 今回、保冷材の天然氷と共にサービスしてくれた

目の前にこの袋を出されたとき、小麦粉かと思うほど真っ白なおから。
写真にその白さがうまく捉えられなかったのだが、こんなおから見たことない
。
普通おからと言えば大豆のカスの部分が含まれるため黄味がかっているものだが
みやこ豆腐のおからは、豆腐をつくる時点ですでに大豆の中心部しか使っていないために色が白いというのだ。
せっかく色が白くて雑味のないおからなので、以前、別の豆腐屋さんが教えてくれた『おからサラダ』で食べてみる。
作り方は簡単。
おからにレモンをかけ、マヨネーズで和えるだけ。
今回はそれにキュウリとひじきを入れてみた。
意外な組み合わせではあるが、レモンの香りが効き、さっぱりとしておいしい
。
天然豆汁:580円
持ち帰るのに重いと思ったら、瓶だった。。。
豆汁は豆の香りはもちろんあるが、サラッとした飲みクチ。
さて、こちらの豆腐屋さん、名物は商品だけではなく、ここのおばちゃんもインパクト強い名物だ。
御歳75歳のおばぁちゃんは一人で切り盛りしているとのことで、天然豆腐のお陰だろうか、まぁ元気いっぱい。よく喋る喋る。
こっちの引き上げるタイミングがつかめないくらい喋る。
「あと5年でヤメル」と言っていたが、イヤイヤまだまだイケルでしょ、と思えるほど元気。
もともとこちらのお店は製餡所だったとのことで、そこに嫁にきたのよ〜なんて話から今日に至るまでのあれこれを語ってくれた。
とにかく研究熱心で探究心旺盛。それゆえ聞いてるこっちからしたらちょっとそれは個性的な持論すぎるんじゃないか?
と、思えるほど熱く語っていたが、本人なりの根拠と哲学があるらしい。
「電子レンジはあぶないわよ!使わなくてもそばに置いておくだけで身体によくないから!」
・・・・昭和37、38年くらいから電器メーカーが一般家庭向けに販売してもうすぐ半世紀。
ほんとにヤバイならとっくに身体に変調きたしてるしこの世から消え去ってるか、改善されたものが世に現れていると思うんだが・・・。
あぶないのはどっちなんだ?と、そんな憎まれ口叩けるムードでもないし、実際豆腐とかは熱意のこもったものが感じられたので
ハハハハ、なるほどね!じゃ!と大人な態度で去ったいぬねこw
とにかく豆腐作りは人に任せられないのか、全て自分の目の届くところで作りたいというこだわりがあるよう。
工場内もすごく綺麗。
美味しんぼの原作者にかなり傾倒しすぎているのか、若干考え方に偏りがあるようにも思えたが、
それがこだわりと言えばこだわり。
本人なりの究極の豆腐、至高の天然食材製品を求めているのがヒシヒシと感じられた。
みやこ豆腐
住所:東京都北区志茂2−40−14
最寄駅:JR赤羽駅
電話:03−3901−4272
定休日:月曜













主人が読んでいたのを貸してもらって読んでいましたd(^_^o)
みやこ豆腐、さすがこだわりがあるようで美味しそうです♪(´ε` )
なかなか豆の味のする美味しいお豆腐はスーパーでは手に入りませんから一度食べてみたいです。
真っ白なおからのサラダとっても美味しそうヽ(´o`;
おばあちゃんのキャラも濃いみたいですね。
豆腐・・・されど豆腐というところかしら!?
下町の雰囲気だと思うのはウチだけかしら??
映画の観すぎッ・・・
昨日、3丁目の夕日をみたばかりですからッ
テン
このおばちゃんスゴ過ぎっ、とても75歳とは思えない肌ツヤですね〜 ひとりでお店を切り盛りっていうのも感動です…異様な張り紙作成もこのおばちゃん?? やる気満々ですね
いぬねこさんのおからも美味しそう
いろんな意味で楽しい記事…ひとりでゲラゲラ笑っちゃいました
最近は個人で店を構えている豆腐屋さん自体、あまり目にしなくなりましたよね。
真っ白なおからにはホント、驚きましたが、おいしくいただけました
このお店のことが描かれた巻はおそらく読んでいないと思うので、
どんな風に漫画になってるか読んでみたいです
★テンちゃん★
豆腐は奥が深いからね〜。
繊細な味なだけに、差も大きいかも。
この周辺は下町と言うよりは、昭和な町並みといったほうがしっくりくる。
近くにあったケーキ屋さんもすごく味があって、
ノスタルジックな感じが逆に新鮮かも
★シャロンさん★
久々にこちらが怯むほど
でも、豆腐作りって力仕事だと思うので、この元気がなきゃ
おいしい豆腐は作れないだろうな、まして一人ではと感じましたね。
5年後も「あと5年でヤメル」と元気に話していてほしいですね