「東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論」立花隆 2001文藝春秋
「東大生はバカになったんじゃない、昔からバカだったのだ」それを読みたくて手に取ってみたが、まえがきですぐに見つかった。
もう、前書きだけで満足しちゃったので、
東大出身の官僚たちの知的自殺(復讐)に国民は付き合わされているのではないか。
ゆとり教育でも、趣味的に学問を追及する人間の絶対数は十分にあるのではないか。
大学はクオリティーを守るべきだというのはその通りだと思う。生徒数なんか減っても経営ができるように国立大学はあるべきだ。
足し算ができない会計士じゃ困るように、そんなレベルの弁護士とかもあってはならないよね。
先進国であることの価値って何だろう。日本人の意識は後進国のままでありたいと望んでいるのかも。
コンドルセ「教育の目的は現制度の賛美者をつくることではなく、制度を批判し改善するの能力を養うことにある」
この本の目的が優れた教育の制度と、それに見合った教養のある国民の育成だとすれば、ほとんどの国民は余計なお世話だと思うだろう。喜ぶのは著者が批判をしている文部省(文科省)の役人たちということになるはずだ。
そんなわけで、前書きだけ読んで満足しました。
関連するものを読んだときに思い出せば、内容のほうも読んでみたい。