月と猫

旅行や趣味の話を書いていきます。
猫の話はオフィシャルブログへ!

踊る猫又

2013-11-24 19:34:41 | 人形 クラフト
私はときどき、ひとつひとつは小さい事柄ですが、
ただの偶然とは言えないようなシンクロに
遭遇することがあります。





漫画「ねこごよみ」では、たびたび
国芳の描く猫を紹介しています。

国芳の猫絵を見ているうちに
立体で作りたくなってきたので、
今作っている猫人形が完成したら、
次は国芳の猫を作ろうと思っていました。


先日、まったく関係のないことをネットで
検索しているときに、「猫作品の展示」という
記事の中に、まさに私が作ろうとしていた
国芳の踊る化け猫を立体化した作品が
あるのを見つけました。

記事中には作者の名前などが載っていないので、
画像の中のわずかな情報から検索をかけて、
小澤康麿さんという作家さんだという
ことがわかりました。

しかし名前で検索しても、ご本人のブログやHP、
フェイスブックの類いはヒットせず
ギャラリーやファンの方のブログなどで
作品を見ることができました。

小澤さんは国芳の猫シリーズを作っていらして、
しかもものすご~く上手い。
(プロの方に上手いというのも失礼ですが…)

国芳シリーズ以外の作品も、とってもリアルで
思わず撫でたくなるような猫さんたちがたくさん。
実物が見たい、もっと情報が知りたいなと思い、
名のある作家さんなら一度は個展を開いている
猫作品のギャラリー、谷中のギャラリー猫町さんの
サイトを見てみました。

そうしたら、なんと!!
トップページに小澤さんの作品が載っていて
今週から個展&コラボ展が開催される
というではないですか!

なんという偶然!!
っていうか、名前を知った時点で
こちらのサイトを見れば早かったんですが(笑)

ともあれ開催を待って、
早速ギャラリー猫町に行ってきました。






ギャラリーの1階では小澤さんの個展「かぎしっぽ」
2階では元祖ふとねこ堂さんと松本浩子さんと
小澤さんのコラボ「猫国風景 コラボ展」
が開催されていました。

こちらのコラボ展は浮世絵をモチーフにしていて、
国芳の絵をイメージした作品がたくさんありました。

小澤さんが在廊されていたので、色々と
お話をさせていただくことができてラッキーでした。

最初、ものすごくじっくりと見ていたせいか、
私が質問をする前に声をかけてくださって、
素材や造りまで説明してくださったので
「まさか心を読まれてる?」と
驚いてしまいました(笑)






こちらが踊る猫又。






後ろにある屏風の絵はふとねこ堂さん作。
この絵の中にいる猫を人形にしたそうです。
面白い試みですね。






いたずらっぽい表情が可愛いです。
小澤さんの猫はどこかやんちゃな感じで
愛らしいのです。






和風なんだけどヨーロッパ絵画の
裸婦的な雰囲気の白猫さん。

 ※写真は許可を得て撮影させていただきました。


ちなみにギャラリー猫町のサイトで
知ったのですが、昨年1月には
小澤さんと松本さんの「歌川国芳トリビュート」
という企画展もなされていたようで、
猫好きの国芳ファンなら国芳の猫アートに
取り組んでいる作家さんがいらっしゃることは
すでに知っていて当たり前のことだったのか…と
軽くへこみました(笑)


小澤康麿さんの個展「かぎしっぽ」
ギャラリー猫町で12月1日(日)まで開催。
11/25~27は休廊

2月には丸の内oazo丸善で猫人形展に参加
3月は町田で個展、4月は再びギャラリー猫町で
コラボ展のご予定だそうです。



そして、今月の「ねこごよみ」で題材にした
仮名垣魯文のお墓があるのも谷中。

漫画の中で魯文いじりをしてしまった非礼を詫びに、
永久寺にちょっとご挨拶に寄って参りました。
そうしたら、たまたま漫画の資料になるような
発見がありました。
寄ってよかった。
これもまた小さな偶然ですね。





「ねこごよみ」単行本
いよいよ今週木曜日発売です!!







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。