キャンプイン直前のヤンキースの田中将大投手（２６）が、慌ただしいなか今年１発目の予想を披露してくれた。レースはもちろん２０１５年ＧI開幕戦「第３２回フェブラリーステークス」（２２日＝東京１１Ｒ）。時差の影響もあり「実はまだ考えてないんですよ」と、最初は困り顔で馬柱に目を通したが、すぐに“競馬脳”に切り替わると、昨年と変わらぬ切れ味鋭い予想を展開してくれた。
本命に指名したのは（１）ローマンレジェンド。「最内枠で岩田ジョッキー。内枠をうまく回って脚を使えるんじゃないか、というところと、休み明けの方が走る馬なので、狙いどころかなと」
対抗は（４）コパノリッキー。「普通に走ったら、どう考えても一番強いのはこの馬。互角に“ポンと出たら”…。でもそうでない可能性もありますし、ちょっと（狙いを）下げます」
▲は（１４）インカンテーション。「外めの偶数枠で（スタート直後の）芝部分を長く走れるというのが有利広島・緒方監督 初勝利でもナインに「喝」で、差し脚もいいもの持ってますから。前走（東海Ｓ）は３着でも０・７秒と差は結構開きましたが、ここ２走の前に３連勝してます。（前２走は）落鉄、落鉄だから、そんなに悲観しなくてもいいのかなと」
△には（７）グレープブランデー、（１３）ワンダーアキュート、（９）サンビスタ、（１１）ワイドバッハをピックアップ。「グレープブランデーは一昨年の勝ち馬で、面白いと思います。ワンダーアキュートもベリーに替わって（新しい面が引き出されて）一変する可能性もあるし、力はある馬なので。どちらも人気がなさそうだから狙い目ですね」
会見後、会場隅の椅子に腰掛けての予想。買い目については「皆さんの好きなように買ってください」と笑いながらも「（１）ローマンレジェンド、（４）コパノリッキーの３連単軸２頭マルチ。（７）（９）（１１）（１３）（１４）の５頭流しでいきましょう」。今年最初の“ガチ予想ワン・ファイブ”的中なるか――。
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