A：それでもボクはやってない

会社の面接に向かっていた金子徹平は、満員電車に何とか乗り込んだものの上着を扉に挟まれてしまう。上着を取ろうとするが、混雑した電車の中では思うようにいかない。何とか上着を取った徹平は目的の駅で降りたが、女子中学生に手首を掴まれて、痴漢に間違われることになる。・・・周防正行監督の前作から11年ぶりとなる待望の新作ということでも話題を集めていた作品だったので観てみました。コメディ要素があまりないということを聞いていたので、途中で飽きたらどうしようと思っていたのですが、飽きると思う瞬間さえ与えない作品でした。日本の裁判の現状というものがこういうものであるのならば、恐ろしいことだと感じました。徹平を演じた加瀬亮の演技も、真に迫るものがあり素晴らしかったと思います。個人的には、とてもおススメしたい作品なのですが、小さな子どもと一緒に観るようなファミリー映画ではないので、そのあたりは気をつけたほうが良いと思います。←clickをお願いします。