約1年半前の2015年10月2日、このブログでこんな記事をアップしている。
アビジャンに本部が移転する話~アフリカ開発銀行?いえいえ、カカオの話
1973年の設立から、44年にわたりロンドンに本拠を構えてきた国際カカオ機関(Organisation internationale du cacao: ICCO)が、コートジボワールのアビジャンへ移転する、とのお話だ。
前掲の記事、ンボテは記事をこう締めくくっている。
移転はこの10月1日(←※ンボテ注: 2015年)に開始。1年半後の2017年3月までには終了するカレンダーとなっている。
あれ?今月じゃん。
そう思ったら昨日、こんな外電情報が目に入った。
国際カカオ機関、4月25日付で正式にアビジャンに移転
どうやら当初の予定の一ヶ月遅れでアビジャンに来るらしい。
ICCOのメンバーとなっている主要カカオ生産国は、ブラジル、カメルーン、コートジボワール、ドミニカ共和国、ガボン、ガーナ、マレーシア、ナイジェリア、サントメ・プリンシペなど。ICCOは半世紀以上にわたって、ロンドンに本拠を構えてきたが、その歴史は塗り替えられることとなった。
2015年、当時のコートジボワール商業大臣、ジャン・ルイ・ビロン氏。このブログでは、「おにぎり君」として知られるが(笑)、彼はこのように発言した。
「ICCOの本部はいにしえにロンドンに置かれることで決定され、ここまでやってきた。しかし、天然ゴム機関はシンガポールへ。パーム油機関はクアラルンプールへ。生産量世界一のコートジボワールがICCOの本部となることは自然な成り行き。・・・生産者に近く、相場形成に大きな影響力を持ち、研究開発の現場に近い場所に位置することは、それ自体意義がある」
(おにぎり君。Abidjan.netウェブサイトから)
アビジャンでのICCO新本部開設式典は、4月25日、国際カカオフォーラムの一環で行われることとなっている。
しかしそのお祭りムードの中、ヒタヒタとカカオのビターな影が迫りつつある現実がある。ある業界関係者は、こう述べている。
(つづく)
アビジャンに本部が移転する話~アフリカ開発銀行?いえいえ、カカオの話
1973年の設立から、44年にわたりロンドンに本拠を構えてきた国際カカオ機関(Organisation internationale du cacao: ICCO)が、コートジボワールのアビジャンへ移転する、とのお話だ。
前掲の記事、ンボテは記事をこう締めくくっている。
移転はこの10月1日(←※ンボテ注: 2015年)に開始。1年半後の2017年3月までには終了するカレンダーとなっている。
あれ?今月じゃん。
そう思ったら昨日、こんな外電情報が目に入った。
国際カカオ機関、4月25日付で正式にアビジャンに移転
どうやら当初の予定の一ヶ月遅れでアビジャンに来るらしい。
ICCOのメンバーとなっている主要カカオ生産国は、ブラジル、カメルーン、コートジボワール、ドミニカ共和国、ガボン、ガーナ、マレーシア、ナイジェリア、サントメ・プリンシペなど。ICCOは半世紀以上にわたって、ロンドンに本拠を構えてきたが、その歴史は塗り替えられることとなった。
2015年、当時のコートジボワール商業大臣、ジャン・ルイ・ビロン氏。このブログでは、「おにぎり君」として知られるが(笑)、彼はこのように発言した。
「ICCOの本部はいにしえにロンドンに置かれることで決定され、ここまでやってきた。しかし、天然ゴム機関はシンガポールへ。パーム油機関はクアラルンプールへ。生産量世界一のコートジボワールがICCOの本部となることは自然な成り行き。・・・生産者に近く、相場形成に大きな影響力を持ち、研究開発の現場に近い場所に位置することは、それ自体意義がある」
(おにぎり君。Abidjan.netウェブサイトから)
アビジャンでのICCO新本部開設式典は、4月25日、国際カカオフォーラムの一環で行われることとなっている。
しかしそのお祭りムードの中、ヒタヒタとカカオのビターな影が迫りつつある現実がある。ある業界関係者は、こう述べている。
(つづく)