ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカのエレベーター事情(2)~決死の乗降

2016-10-08 15:30:50 | ぶらぶらアフリカ論
第一回目を送りしてからタイミングが合わずしばらくぶりの話題、「アフリカのエレベーター事情」。

アフリカのエレベーター事情、第一回はこちら↓
「動かなければただのハコ」

きょうもエレベーターにまつわるエピソードについて続けてみたい。


コートジボワール・アビジャンの中心部、Plateau地区。かつての町の中心地はいまでも行政やビジネスの発信地。その中心部に格式ある古ぼけたオフィスビル、仮に「Aルファ2000」としておこう。命名から当時、21世紀を夢見たのだろう。その2000年はすでにいまでは16年も昔の話だ。年季が時の流れを教えてくれる。

さてこの建物、確か6基くらいエレベーターがある。しかしその2~3基くらいはいつも故障だ。朝晩の時間はエレベーターに乗るのが一苦労だ。



しかしそこは西アフリカ。列を作るでもなく、気だるくエレベーターの到着を待つ。

「ピンポーン」

あ、エレベーターが来る!待ちに待った箱がドアを開けると、人を吐き出す。そして一斉に乗り込もうと、人がエレベーターに突進する。さながらバーゲンのタイムサービス並みの争奪がある。

しかし、人を乗せ切らないうちにタイムオーバー。箱は強引に扉を閉じて先を急ごうとする。「開く」ボタンを押してもいうことを効かない。体を挟んで、身を賭して止める人。しかし、不幸にもエレベーターは強引に動きだす。扉に挟まれつつも間一髪で難を逃れた男性。しかしそうまでしてチャンスを逃したくない事情があるのだ。


あるとき。満杯になったエレベーター、それでもまだまだ乗り込み、ぎゅうぎゅうになる。
「ビビー!」ブザーがなる。
「あ、重量オーバーだ」
「最後の人降りて」
「わたしはもっとまえからまっていたわ。」
「ヤツの方が重いぞ、ひとりで二人分だ。」

結局最後のご婦人が降り、二人分の男も降りたが、鳴り止まないブザー音。みんな降りてもまだなり続け、結局普通に故障のサインだった。やれやれ、仕方なくみんな階段で上がり始めた。


別の話。この国の省庁の多くは、高層の合同庁舎に入っている。ある日、保健省で大臣主催の会議が行われることになったが、その会議室は17階にある。エレベーターホールに来ると、お決まりの故障。気合を入れて階段を登る。

「保健省なだけに運動は体にいいってことか?!」

そして大きな会合の冒頭、チャキチャキの女性大臣が冗談まじりでスピーチ。
「メダム、メッシュー、ボンジュール。今日はわが省が抱える第一の困難、エレベーター問題について触れないわけにはいかない・・・。」



(つづく)
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