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【続報】コートジボワールで再び兵士の示威行為(3)〜銃口は向けられた

2017-05-15 07:30:49 | アフリカ情勢
当地コートジボワールにおける騒擾発生から三日目を迎えた。

これまでの経緯はこちら↓
【速報】コートジボワールで再び兵士の示威行為
第一話 紛争国経験国の病理
第二話 地方部で展開された騒擾


本日14日(日)、ここアビジャンでは、一見いつもと変わらない休日が平穏に過ぎていった。ただし、地元のアビジャンっ子はいう。「何も起こらなかったらいいけど。」「今週は外出を控えておくよ。」

平穏のアビジャンをよそ目に、きょうも地方部が荒れ模様だ。その震源地はやはり中部のブアケ。南北分断時代の北の首都であり、紛争の傷跡が残る。今も多くの除隊兵士などが残っている。

(iciabidjan.comより)


14日、反乱兵士は朝から市内を巡回し、外出しないよう空中射撃を繰り返した。しかし市民は街に繰り出し、兵士に対する反対デモが行われた。これに対し、反乱兵士は群衆に向かって発砲。ブアケだけでこれまで1名が死亡、20名が負傷した。6人は銃弾による負傷、うちひとりは女性。地域の拠点であるブアケ大学病院(CHU)に搬送された。また住民に対する暴行も目撃されている。

大統領与党の共和国連合(RDR)事務所が襲撃され、略奪を受けた。「果たされていない約束」の怒りが大統領自身に向いていることの証でもある。

ブアケでは首都アビジャンと内陸のマリ、ブルキナファソをつなぐ幹線が通っているが、このルートは残りの手当要求を求める犯行兵士によりすでに三日間に渡って封鎖。500台を超えるトラックが通過できずに列を作っている。

このような状況に対して、当地アビジャンの住民によると、アビジャンから特殊部隊がブアケに急行。その後軍事的な介入が行われたともいわれている。その成果かどうか定かではないが、当地14日22時現在、主要国道の封鎖は解かれたと報じられている。他方、まだ不満兵士と当局の交渉が継続しており、状況は緊迫のまま、とする情報もある。


同様の混乱は北部のコロゴでも発生した。

当地メディアはSNSなどで、限られた現地写真を掲載している。写真が本物であれば、不満兵士の中には少なからず若年層の兵士が含まれる。10年余の紛争の間、教育機会などにも恵まれず反乱軍兵士となった青年は少なくなかった。彼らの好戦的傾向も今回の騒乱の背景にある。

夜が明ければ当地は新しい一週間を迎える。悪い方のシナリオを考えると、混乱はすぐには収まりを見せないのではないかとも危惧される。特に市民に対して銃口が向けられたことは、重大な出来事だ。負傷者が出た以上、ただでは済まない事態に発展するリスクを感じざるを得ない。それが明日、明後日現実となるのか、当面地中に埋められるのか。要注意のポイントでもある。


(つづく)
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