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中国人民解放軍がジプチに基地展開〜アフリカを巡るジオポリテイック

2017-07-14 15:30:50 | アフリカ情勢
「11日に、人民解放軍の海軍部隊は、湛江港(Zhanjiang)を出港。ジプチに向かった。」・・・おなじみアフリカ誌'Jeune Afrique'は、12日にウェブサイトで、中国軍のジプチへの基地展開について報じている。

(Jeune Afriqueウェブサイトより)


中国は、2008年からアデン湾とソマリア沖の海上警備行動を行なってきた。しかし補給基地などは有してこなかった。

中国はジプチへの基地建設について2016年に公表。これまで人民解放軍は、海外への基地展開を行なったことはないとされる。今次のジプチへの海外展開は、中国軍が軍事的なプレゼンスを世界的に示す歴史的な一歩である、と見られている。



中国国防省によれば、軍事基地の任務は「国際的責務を果たすため」であるとし、特にアフリカ、中東地域に展開する国連平和維持活動(PKO)や人道的な国際救援活動にあたる船舶を護衛するとともに、不測事態発生時には在留中国人の保護にあたる」と述べている。

また中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は、ジプチへの基地展開は「国際責務を果たすため」とし、「中国は国際社会の平和の増進にコミットしている。そして人民解放軍はもっぱら防御的な性格を保持しており、今後もいささかのゆるぎもない」と続けた。


他方、アメリカ国防相が6月に発表した報告書では、この基地開設は「人民解放軍の海外展開能力強化につながるものであり、また中国の影響力をますます強化するもの。」と述べている。

これに対しても、中国政府当局は「米軍は海外への軍事力拡大、膨張意図はいっさいない。」と否定する。


記事によれば、ジプチには伝統的にフランス軍が展開する他、米国が基地を展開。また「日本も」海外軍事基地を展開している、と明確に述べている。中国がこの地に基地を建設することは、人民解放軍の空母をはじめとした海外展開能力強化と相まって、米中のライバリティを色濃くするものと見られている。


それにしてもアフリカの角、アデン湾、ソマリアの隣国。人口80万人の小さな国の、大きな地政学的な意味が際立つ。軍事力のプレゼンスが、アフリカの平和と安定に、どのようなジオポリティクスを与えるのか、注目したい。

(おわり)
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