野蒜日記

折々のこと

ちらほらと

2017-03-24 06:24:46 | Weblog

お彼岸が明けて、桜の便りがちらほら。

「紅梅白梅みな散り果てて
 彼岸過ぎれば風暖かく
 木々の蕾も草の芽も
 日々に色づき匂い出す」

これは小学5年生の時、国語の時間に学んだ一節である。 
遥か、遥か昔のこと。



こんなことを思い出していたら、

「四方の山々霞つつ花咲く春のかえりきぬ」

「ああこの春に巡り合い今日の誉れを担えるは・・・・・・」


卒業式での歌が口をついて出た。 

「さらばよ さらば いざさらば~」  

講堂内に響き渡ったあの歌声が懐かしく蘇る。



先日強風の中、交差点で信号待ちをしていたら中学生らしい男の子が
自転車でやってきた。

「風が強いねぇ」 

「うん、自転車が止まってしまいそう」

二言三言言葉を交わす。

やがて少年は笑顔で 「風邪引かんようにねぇ、じゃぁバイバ~イ!」

と手を振って去って行った。

やさしい眼差しの少年だった。



近年、卒業式で歌う歌が随分変わってきているという。  
彼の通う学校ではどうかな?  


名前は知らないけれど、彼の将来に幸あれ!

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