野蒜日記

折々のこと

記憶を辿る

2017-11-11 06:50:58 | Weblog

今朝は雨。

京都に旅行中の息子夫婦。 どうぞ晴天になりますように。



数えきれないほど京都旅行をしているけれど、 ふと、遥か昔
吟行会で訪れたの時のことを思い出した。


嵯峨野の落柿舎や祇王寺、化野念仏寺などを巡った時は晴れていた。

「戸障子の黄ばみて小さき落柿舎にひそと掛かりて蓑笠のあり」


宇治へ行ったのも同じ時だったと思うけど・・・ 夜は雨だった。

「宇治川の瀬音も今は耳に入らず笑い興じて旅の夜ををり」

「流れ速き宇治の川岸昨夜(よべ)よりの雨にけむりて藁屋根の見ゆ」

「樹陰ふかき雨の琴坂下りゆけば岩間にせせらぎ鳴りて流るる」


45年も前の11月、京都で詠んだ拙い歌である。  



今日、息子夫婦はどこを巡るのか、土産話を聞くのが楽しみ。




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