今朝は雨。
京都に旅行中の息子夫婦。 どうぞ晴天になりますように。
数えきれないほど京都旅行をしているけれど、 ふと、遥か昔
吟行会で訪れたの時のことを思い出した。
嵯峨野の落柿舎や祇王寺、化野念仏寺などを巡った時は晴れていた。
「戸障子の黄ばみて小さき落柿舎にひそと掛かりて蓑笠のあり」
宇治へ行ったのも同じ時だったと思うけど・・・ 夜は雨だった。
「宇治川の瀬音も今は耳に入らず笑い興じて旅の夜ををり」
「流れ速き宇治の川岸昨夜(よべ)よりの雨にけむりて藁屋根の見ゆ」
「樹陰ふかき雨の琴坂下りゆけば岩間にせせらぎ鳴りて流るる」
45年も前の11月、京都で詠んだ拙い歌である。
今日、息子夫婦はどこを巡るのか、土産話を聞くのが楽しみ。