ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

『わたしはヘレン』

2017-09-16 08:56:22 | 本の紹介
byアン・モーガン。熊井ひろ美訳。ハヤカワ文庫。



優等生でしっかり者のヘレン、何をやってもドジでのろまなエリー。ふたりは双子で。
7歳の夏休み、ヘレンがエリーにエリーがヘレンに、服装や髪型をとりかえっこした。
それはささいなゲームのつもりだった。ところがエリーはこのまま、ヘレンになりきることに・・・
双子は実は仲が悪く、母もヘレンだけをかわいがり、できの悪いエリーを目の敵にしていた。
ちょうどそのころ母は再婚して・・・新しい父親が家庭に入ってきたので、母は夫の機嫌をとるのに忙しかった。
エリーになったヘレンは自分が本当はヘレンだと言っても誰にも信じてもらえず、母やヘレンになったエリー、
クラスメイトから苛めを受け、しだいに病んでいき・・・
ティーンエイジャーのころには額にモンスターという文字を刺青したり、クスリに走ったり・・・
姉を車で轢き殺そうとした容疑で精神保護シェルターに入れられ、家族から捨てらる。
それから長い年月が経ち・・・ヘレンになったエリーはテレビの司会者になり、結婚して女の子の母親になっていた。
一方、エリーになったヘレンは仕事も家庭もお金も、友だちもない、孤独なクスリの中毒者。
しかし、神のいたずらか、双子の運命がゆっくりと交差しはじめ・・・

さて昨日のベルは・・・



ひとりお留守番。



なので、穴を掘って・・・



スッポリと・・・

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