4月9日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第148回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2009個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1860部となりました。
今回で通算160回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2009人の子どもにビタペクトを、1860家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から14人の子どもが2人の引率者に連れられてSOS子ども村に保養滞在していました。
これは現地の教会に通う子ども達で、そこで教会の世話役をしているお母さんが2人選ばれて引率者になったものです。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親A(事故発生時23歳)15ベクレル
Aさんの娘 8歳 12ベクレル
母親B(事故発生時25歳)15ベクレル
女子 15歳 13ベクレル
女子 12歳 12ベクレル (この2人は姉妹)
女子 9歳 15ベクレル
女子 7歳 22ベクレル ○ (この2人は姉妹)
女子 15歳 18ベクレル
女子 15歳 15ベクレル
女子 13歳 18ベクレル
女子 13歳 14ベクレル
男子 13歳 13ベクレル
女子 13歳 13ベクレル
女子 12歳 17ベクレル
女子 12歳 16ベクレル
男子 10歳 32ベクレル ○ → 24ベクレル ○
このうち10歳の男の子は別の引率者に連れられて、2012年5月にSOS子ども村に保養滞在したことがあります。
そのときの様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」(家族B)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0868d17ae4e7c2494bab8ba8df4de346
このときはペクチン入りセルロースを渡しましたが、今回は前回より数値が減っています。しかし20ベクレル以上なので、今度はビタペクト3を飲むことになりました。
今回はお母さん2人が引率者だったので、子ども達の健康状態についてきちんと把握しておらず、話を伺うことはできませんでしたが、幸い子ども達の年齢がほとんど中学生だったので、子ども達に直接話を聞きました。
Aさんの娘はよく喉の痛みを訴えるそうです。Aさんは慢性胃炎。
15歳と12歳の姉妹は2人とも甲状腺肥大。姉のほうは背骨が歪んでいます。
18ベクレルの15歳の女の子は背骨の歪み、偏平足、近視。(偏平足なんてそんなに問題になるのだろうか、と思いましたが本人は気にしているようすでした。)
15ベクレルの15歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、よく風邪をひくと訴えていました。
18ベクレルの13歳の女の子は背骨の歪み。
14ベクレルの13歳の女の子も背骨の歪みと近視。
13ベクレルの13歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、近視、ときどき気を失って倒れることがあるそうです。
13歳の男の子は関節炎と心臓の異常。
17ベクレルの12歳の女の子は喉の筋肉の異常という病気を持っています。
16ベクレルの12歳の女の子は慢性胃炎と近視。
10歳の男の子は片目だけが視力が低いそうです。
それにしても胃炎と背骨の歪みがとても多いことに驚きました。(日本人の私は近視は気になりませんけどねえ。)
ただ今回は保養に来ていませんがAさんの実子が生まれつき両目が白内障だったそうです。3歳のとき手術をしたのですが、その白濁した水晶体を除去する手術だったそうです。ふつうは代わりに人工のレンズを埋め込むと思うのですが、
「まだ年齢的に幼いから。」
と代わりのものを何も入れなかったそうです。こうして視力が1%にまで落ち込んだそうですが、成人してから何とかしてほしい、と再び病院へ行くと
「もう何も方法はない。」
と突き放されたそうです。私はミンスクの専門病院へ行くことを勧めましたが、今から人工レンズを入れるのは遅すぎるのでしょうか? そんなことはないと思うのですが。ベラルーシではチェルノブイリ原発事故以降白内障患者が増えているのですが、患者の方々はどんな治療を受けているのでしょうか?
子どもたちには折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。お母さんには古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
画像は測定のようすです。いつもと雰囲気がちがいますが、それは、日本文化情報センターのある児童図書館内でWBC測定を行ったからです。その理由は次の記事をご覧ください。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や巾着袋などのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2009個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1860部となりました。
今回で通算160回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2009人の子どもにビタペクトを、1860家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から14人の子どもが2人の引率者に連れられてSOS子ども村に保養滞在していました。
これは現地の教会に通う子ども達で、そこで教会の世話役をしているお母さんが2人選ばれて引率者になったものです。
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
母親A(事故発生時23歳)15ベクレル
Aさんの娘 8歳 12ベクレル
母親B(事故発生時25歳)15ベクレル
女子 15歳 13ベクレル
女子 12歳 12ベクレル (この2人は姉妹)
女子 9歳 15ベクレル
女子 7歳 22ベクレル ○ (この2人は姉妹)
女子 15歳 18ベクレル
女子 15歳 15ベクレル
女子 13歳 18ベクレル
女子 13歳 14ベクレル
男子 13歳 13ベクレル
女子 13歳 13ベクレル
女子 12歳 17ベクレル
女子 12歳 16ベクレル
男子 10歳 32ベクレル ○ → 24ベクレル ○
このうち10歳の男の子は別の引率者に連れられて、2012年5月にSOS子ども村に保養滞在したことがあります。
そのときの様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」(家族B)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0868d17ae4e7c2494bab8ba8df4de346
このときはペクチン入りセルロースを渡しましたが、今回は前回より数値が減っています。しかし20ベクレル以上なので、今度はビタペクト3を飲むことになりました。
今回はお母さん2人が引率者だったので、子ども達の健康状態についてきちんと把握しておらず、話を伺うことはできませんでしたが、幸い子ども達の年齢がほとんど中学生だったので、子ども達に直接話を聞きました。
Aさんの娘はよく喉の痛みを訴えるそうです。Aさんは慢性胃炎。
15歳と12歳の姉妹は2人とも甲状腺肥大。姉のほうは背骨が歪んでいます。
18ベクレルの15歳の女の子は背骨の歪み、偏平足、近視。(偏平足なんてそんなに問題になるのだろうか、と思いましたが本人は気にしているようすでした。)
15ベクレルの15歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、よく風邪をひくと訴えていました。
18ベクレルの13歳の女の子は背骨の歪み。
14ベクレルの13歳の女の子も背骨の歪みと近視。
13ベクレルの13歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、近視、ときどき気を失って倒れることがあるそうです。
13歳の男の子は関節炎と心臓の異常。
17ベクレルの12歳の女の子は喉の筋肉の異常という病気を持っています。
16ベクレルの12歳の女の子は慢性胃炎と近視。
10歳の男の子は片目だけが視力が低いそうです。
それにしても胃炎と背骨の歪みがとても多いことに驚きました。(日本人の私は近視は気になりませんけどねえ。)
ただ今回は保養に来ていませんがAさんの実子が生まれつき両目が白内障だったそうです。3歳のとき手術をしたのですが、その白濁した水晶体を除去する手術だったそうです。ふつうは代わりに人工のレンズを埋め込むと思うのですが、
「まだ年齢的に幼いから。」
と代わりのものを何も入れなかったそうです。こうして視力が1%にまで落ち込んだそうですが、成人してから何とかしてほしい、と再び病院へ行くと
「もう何も方法はない。」
と突き放されたそうです。私はミンスクの専門病院へ行くことを勧めましたが、今から人工レンズを入れるのは遅すぎるのでしょうか? そんなことはないと思うのですが。ベラルーシではチェルノブイリ原発事故以降白内障患者が増えているのですが、患者の方々はどんな治療を受けているのでしょうか?
子どもたちには折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。お母さんには古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
画像は測定のようすです。いつもと雰囲気がちがいますが、それは、日本文化情報センターのある児童図書館内でWBC測定を行ったからです。その理由は次の記事をご覧ください。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や巾着袋などのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。