ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

放射能に汚染されたと思われる食品への対処方法(追加情報あり)

2011-03-18 | 放射能関連情報
 福島の原発周辺地域の物だけではなく、海外においては日本産、というだけで風評被害がでているようですね。
 困ったものです。
 被爆した、とか放射能に汚染された、というと、どうも、日光のような光でピカーと照らされたイメージが強いと思います。特に原爆の被害を受けた日本人からすると、ピカーっとした光のイメージを誰しも持っているのではないでしょうか?
 だから、1回照らされてしまうともう終わりだ、みたいな考えに陥りがちです。

 しかし実際には放射能というのは、細かい粉のようなものだと思ったほうがいいです。
 そしてその粉の粒が光(放射能)を出している、というイメージに変えるほうがいいと思います。

 だから、例えばじゃがいも。放射能にさられてしまいました。と言っても、よく見れば、(実際には肉眼で見えないのですが。)じゃがいもの表面が均一に汚染されたわけではありません。
 じゃがいものくぼんだところにより多くの放射能性物質がたまっているのです。粉だから。
 なので、じゃがいもの場合、よく洗う。皮をむく。特にくぼんでいるところはえぐりとる。という段階を踏めば、放射能のほとんどを取り除くことができます。

 さらにこの放射能の粉は水に弱いのです。つまり、非常に水に溶けやすい性質を持っています。
 こういうことを踏まえて、他にも放射能に汚染されてしまったかもしれない、食品について、除染する方法をお教えします。

・野菜や果物。
 きれいな流水でよく洗う。温水のほうがよい。その後の調理に差支えがなければ、重曹を溶かした水がいいです。
 (重曹水で洗うと野菜によってはビタミンBが流れ出てしまうので、注意。)
 表面がぼこぼこしている葉物野菜はとくによく洗いましょう。
 皮ごと食べてしまいがちな果物も、皮をむいて食べましょう。
 皮をむくときは、くぼんだ部分、裂け目のある部分を意図的にとりのぞきましょう。

・肉や魚。
 きれいな流水でよく洗う。一度煮た後、水のほうは捨てる。
(できたら煮る前に一度、塩水や酢水にしばらくつけておくほうがさらに効果があります。)
 スープなどのため、煮汁を捨てたくない場合は、一度ボールの水に10分浸した後、その水は捨て、それから鍋などに入れて、スープにする。
 洗わずにいきなり、焼いたり揚げたりすると、周囲に放射能性物質危険があります。また他の食品にうつさないように注意しましょう。
 一度軽く煮てから、それを焼いたりするほうがいいです。そのときの煮た後の水は捨てましょう。
 魚はワタの部分に放射能が内部被爆している場合があります。ワタやアラは必ず取り除いてください。
 骨の部分もできるだけ食べないように。魚の身の部分には意外と放射能は蓄積されていないので、神経質にならなくても大丈夫です。
 できるだけ、肉食魚は食べないように。食物連鎖の影響で、食肉魚(他の魚を食べる魚)ほど放射能がたくさんたまっています。
 淡水魚の場合、水底に棲む魚ほど、より汚染されているというデータがあります。どじょうやなまずなど。でも日本人の食卓に頻繁に上がるものでもないので、心配するほどのことではありませんね。

・きのこ。
 きのこの放射能を含む値は非常に高いことで有名です。なぜなのかはもうお分かりでしょう。そう、水分をたくさん含み、ひだひだがたくさんついているからです。
 これもよく洗った後、30分煮てください。
 生のきのこより、乾燥させたきのこのほうが放射能を含んでいません。(水分がなくなっているから。)
 
 注意。きのこは乾燥させる前によく洗ってください。それは乾燥すると重量が減るので、キロ当たりに換算すると、放射能の量が増えてしまうからです。だからかえって生のきのこより危険だという意見があります。
 しかし、ふつう乾燥させたきのこをそのまま水で戻さずに、バリバリかじる人はたぶんいないと思います。
 乾燥させたきのこを料理する前に水で戻し、その戻し汁は出汁などに使うことなく、捨ててください。
 水で戻すと重量が増えて、結局キロ当たりに換算すると元の数値になると思います。さらにその戻し汁を捨てて、きのこもよく絞っておけば相当安全になると思います。


・牛乳。
 これも放射能を含む値は非常に高いことで有名です。なぜなら、水分が多く、さらにカルシウムがストロンチウムと結合しやすい性質を持っているため。
 ただ、これも水分を減らせばいいのです。つまり、牛乳が汚染されていても、それから作られた乳製品で、水分が少ない物、バターやチーズには放射能性物質はほとんど残っていないことが分かっています。
 よーく温めた牛乳でも、湯気といっしょに放射能が出て行くので、減らすことができます。
 牛乳にかぎらず、カルシウム不足になり、骨の中がすかすかな人のほうが、問題です。その隙間に放射能がとてもよくたまるからです。
 なので、普段から牛乳などをよく飲み、カルシウムを体内に蓄えておくことが、一番よい方法です。
 しかし、今回のような事故が起きてからあわてて、牛乳を飲んでも意味がありません。
 かと言って、何も対策をしないよりは、水分が少ない乳製品をたくさん食べて、放射能が骨に入り込まないようにするほうがずっといいです。

 チェルノブイリ原発事故が起こったときは、上記のほかに、イチゴ類(ベリー類。水分が多い上に、皮が薄い。)ハーブ類(皮を剥いたりしないことが多い。)はちみつ、野生の動物の肉(いのししや鹿の肉など)、(なぜか)へーゼルナッツの放射能値が高くなりました。
 しかし、当時、これらがつくられていた地域での、栽培方法や収穫方法は、現代の日本とはまるでちがいます。
 いちいちベリーとかハーブとかビニールハウス栽培なんてしてなかったですよ。
 なので、チェルノブイリのときはこうだった、というこのデータがそっくり今の日本の食品に当てはまるわけではありません。

 神経質にならないほうがいいです。
 知恵をつかって、自分を放射能から守りましょう! パニックになったり、食べられる食品を捨てたり、風評被害に惑わされるなんて、馬鹿らしいと思いませんか?

 しかし・・・この上記の内容は今まで、ビタペクト2を配りながら、汚染地域に住んでいるベラルーシ人に何回も言ってきたことなんです。日本人に言うときがくるとは・・・川の水が逆流したのを見たような気分です。
ジャンル:
東日本大震災
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