雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

051103 日々歌う

2005-11-03 11:11:11 | 日々歌ふ
峰高き巨匠におはす光琳と宗達あるを折り節想ふ

光琳の燕子花(カキツバタ)をば青山に訪ね眺めし至福いくたび

仄暗き粗末な部屋にカキツバタ凛々として咲き乱れけり

やうやくにカキツバタの図一望す奥行き広き新館成りて

修復の四年の経ちてカキツバタいかに咲けるやけふ観に行かむ

                *

緑なす葉群れ鮮やか深き蒼花カキツバタ咲き匂ひける

閉館の迫ればつひにカキツバタ人影去りて一望に見ゆ

緑青と群青のみで華麗にも金地に咲きし光琳が夢

コメント (49)   トラックバック (12)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 051101 日々歌う | トップ | 051104 日々歌う »
最近の画像もっと見る

49 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
nekozizou (murasakisikibu)
2005-11-03 13:13:42
日々歌う様 初めまして。お名前を勝手にさせて頂きました。優れた歌人からのTBを光栄に存じます。

 冒頭の一首、まことに感慨に充ちて快く胸に響きました。根津美によく参ります。燕子花図と那智瀧図に会い

たいからです。特別展では第一番に図の修復無事に成り

ましたことを歓び、槙楓図、乾山作焼き物の錆び絵など

観応えある展示を楽しみました。

 御歌を唱え、嬉しく嬉しく、お礼を申し上げます。
紫の君、ようこそ (謎野)
2005-11-03 19:01:51
身に余りすぎるおことばですが、ありがとうございます。

「根津美」(娘の「都写美」にものけぞりましたが)に午後遅く行って来ました。

押し詰まった上の祭日ですから、人でいっぱいでした。

それでも一通り見た後、ロビーで休憩し、閉館15分前から燕子花図の前に陣取り、人影が減るのを待ちました。

そしてついに閉館間際、人影に遮られることなく全貌をまじまじと見ることができました。

修復も見事に成功したようですね。

すばらしい再会でした。
あの感激を・・・ (まぁいっか)
2005-11-03 22:23:31
拝見し、先日の感激を思い出させて頂きました。人影が減ってから見られたのは良かったことと思います。私は見る場所を少しずつ移動しながら、自分の世界に入り込んで鑑賞してまいりました。

はじめまして。 (美千夜)
2005-11-03 22:41:19
TBありがとうございました。

光琳の「燕子花図」と向かい合うと魂がふるえます。



日々の想いを三十一文字に言葉を紡ぐ。

とても憧れます。

素敵な歌たちですね、ゆっくりと楽しませて頂きます。
まぁいっかさん、ようこそ (謎野)
2005-11-03 23:18:11
さっそくお訪ねいただき、ありがとうございます。

ぼくも「見る場所を少しずつ移動しながら、自分の世界に入り込んで鑑賞してま」したが、なにせすごい人で、よしこれは閉館間際を狙うしかないと粘ったのが当たりでした。
美千夜さん、ようこそ (謎野)
2005-11-03 23:30:05
お訪ねいただき、ありがとうございます。

本当にそうですね。

「光琳の「燕子花図」と向かい合うと魂がふるえます。」

閉館ギリギリまで立ちつくし、目と心に焼き付けて来ました。

ヘタ歌ですが想いをこめて詠っています。

読んでいただければ幸せです。

はじめまして (きらり)
2005-11-04 00:04:05
コメントとTBありがとうございました。光琳の燕子花図は一人静かに鑑賞したいものですね。私は平日の午前中に訪ねましたが、それでもたくさんの方が来館されていました。

根津美術館のお庭も素晴らしいですが、私は六義園が数ある都内の庭園の中で一番好きです。お近くにお住いとか。羨ましいです。
来ました~ (blueart)
2005-11-04 10:49:49
TBとコメントありがとうございます。興味深く読ませていただきました。

[光琳の燕子花・・・][修復の四年の経ちて・・・]の句が特にいいですね。私も同じ気持ちでした。



来年はまた、燕子花の季節に公開されるのでしょうか・・・?
お邪魔致します (藤娘)
2005-11-04 11:29:04
TBとコメントありがとうございます。

〔仄暗き…〕の歌に、照明を落とした展示室内で鮮やかに目に飛び込んできた燕子花図から受けた感動を思い起こしました。

お歌での豊かな表現素敵ですね。
nekozizou (murasakisikibu)
2005-11-04 14:39:33
謎野さま、根津美へ行かれての詠歌をありがとうございます。゛金地に咲きし光琳が夢゛まことに!緑青と群青の

燕子花は古今の画家の描けない、光琳の夢の色ですね。

 閉館間際の一瞬の至福の時・・・へ拍手を贈ります。 

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日々歌ふ」カテゴリの最新記事

12 トラックバック

特別展「国宝 燕子花図 ー光琳 元禄の偉才ー」 (Peaceful Easy Feeling)
根津美術館 昨年夏の「琳派 RIMPA」展(東京国立近代美術館)でも楽しんだ光琳の代表作である「燕子花図」が4年半の修復を経て久々に展示されるということで、10月半ばと思えぬほど蒸し暑さを感じる中、いそいそと出かけた。ちなみに、私の出身小学校はこの美術館の
「特別展 燕子花図」 根津美術館 10/9 (はろるど・わーど)
根津美術館(港区南青山) 「特別展 国宝 燕子花図 -光琳・元禄の偉才- 」 10/8~11/6 門外不出の名品である尾形光琳(1658-1716)の「燕子花図」(新五千円札の裏面の図柄にも採用されました。)が、修復を経て、約4年半ぶりに公開されました。貴重な展覧会です。 「燕
燕子花図展〓 (冬の虹)
「北斎展&燕子花図展」より続く 早起きして、朝一番で行くのがいいことは分かっていた しかし、女同士でおしゃべりに花が咲かない訳はない 「ホテルでモーニングサービス頼む時ほどホテルの嬉しさはない」と言うのが友だちとの一致した意見だった  出たのは11時近くな
根津美術館 (藤娘的日常)
「特別展 国宝 燕子花図 -光琳 元禄の偉才-」を見てきました。 尾形光琳〈燕子花図〉は三年間の修復後初公開(4年半ぶりの公開だそうです)。 本などに掲載されている〈燕子花図〉の図版はフラットな状態ですが、今回は屏風本来の折った状態で展示されているので、印象が
118 特別展 国宝燕子花図  光琳 元禄の異才 (たまゆらデザイン日記)
「やっと出逢うことができた」 三年越しの思いが一気に吹き出し、胸が高鳴ります。 以前、燕子花と花菖蒲とあやめとアイリスのことを書き綴っていた一連の件には、個人的な、ある背景と思いがあります。ブログ記事044の右側の見開きの本は私が手がけた仕事の1頁なのです
国宝燕子花図 -光琳 元禄の偉才- (柏をたのしむ@水上デザインオフィス)
 今日は夕方遅くから都内で打合せでした。早めに事務所を出て、表参道まで足を延ばし...
肉眼で見る国宝/尾形光琳 (偏屈娘のミクロ日記)
恋人に連れられ根津美術館/「特別展 燕子花図 -光琳 元禄の偉才-」に行ってきた。今回は国宝燕子花図に加え、八橋蒔絵硯箱(東京国立博物館蔵)も見られるとあって、美術鑑賞に並またはそれ以下の興味しかもっていない平凡な私ではあるが突然の誘いに気分を浮き立たせ観覧.
そして、根津美術館へ (いちめんのなのはな)
5日のお話しの続き…最終回 目白を足早に後にした私たちは地下鉄に乗ってホッと一息。 慣れない場所へ行くと疲れます{/face_kaze/} 表参道で降りて、いざ根津美術館へ! 歩くことしばし。 この辺はショップが多い。 それも、建物からしてちょっと目を引くような モダンな
特別展 国宝 燕子花図 (青色通信)
特別展 国宝 燕子花図-光琳 元禄の偉才- 11月5日 根津美術館(会期終了)  久々に晴れわたった土曜、夏以来訪れていなかった青山に行って来ました。 根津美術館の尾形光琳筆「燕子花図」は通常は5月(燕子花の美しく咲く季節ですね)に展示されているのですが.
尾形光琳展 (宿坊研究会ブログ)
先日、根津美術館の尾形光琳展に出かけてきました。 尾形光琳。名前は知っていましたが(って、有名ですし)、 実はどんな絵を描いた人なのかあまり知らず、 ネットで調べてみると知っている絵がぴょこぴょこ出てくるのでした。 代表作の一つが、『紅白梅図屏風(国.
国宝燕子花図 -光琳 元禄の偉才- @根津美術館 (徒然なるまままに)
特別展 国宝燕子花図 -光琳 元禄の偉才- @根津美術館 何故か足を運んだことがなかった根津美術館に、久々に国宝燕子花図が出展されるというので、会期間際の5日(土)に行ってきた。国宝燕子花図を目当てにいったのだが、まずは第二室の方から鑑賞。 お茶道具が秋の茶会
「特別展 国宝燕子花図」 (弐代目・青い日記帳)
根津美術館で11月6日(日)まで開催していた 「特別展 国宝燕子花図 -光琳 元禄の偉才-」に行って来ました。 展示室では距離をおいて観る事できないので・・・ まずは思い切り画像を小さくして「遠くから」観た燕子花図を。 実際に美術館で観るとこのよう