みなさん、NAZEN通信38号(3~4頁)の記事をご紹介します。
8・6ヒロシマ大行動に向けて
安倍・オバマ弾劾-世界が注目!
NAZENヒロシマ!
AP通信が世界に報道したヒロシマの闘い
◆オバマ広島来訪弾劾!!
5月26日~27日、私たちはオバマ米大統 領広島訪問に反対し、厳戒態勢下の原爆ドーム前集会とデモ行進を行いました。8・6ヒロシマ大行動共同代表の室本けい子さんは、平和公園内に建つ湯川秀樹氏の歌碑『まがつびよふたたびここにくるなかれ 平和をいのる人のみぞここは』を引用、戦争と核武装の安倍とオバマ は広島で平和を語るに最もふさわしくない人物であることを訴えました。
呼びかけにこたえて、元米兵の女性殺害事件に怒る沖縄や長崎などをはじめ全国から労働者・学生・市民が共に行動しました。
新華社(中国)の報道
オバマは就任直後、イスラエルによるガザ空爆を支持し、プラハ演説では事実上核独占と核兵器の戦闘能力向上を宣言、国連の核兵器禁止に関わる決議や核軍縮作業部会にことごとく反対・棄権を続け、削減どころか核兵器開発1兆ドル計画を決定、そして今なお中東での空爆で 民間人の殺傷を繰り返す米軍の最高司令官です。どんなに美辞麗句を並べても、言行不一致は明らかです。
オバマが平和公園に持ち込んだ核発射装置のカバン(ド イツ・EPA通信)
平和資料館にはわずか10分(うち署名に数分間でほとんど見てない)。その後の17分の 演説の内容は空虚で謝罪も反省も無く、『空から死が落ちてきた』と原爆投下の責任を意図的に回避しました。一般的戦争と核兵器を同列化し、放射能による次世代まで続く深刻な影響について否定しました。アメリカこそが世界最大 の核武装国であり核開発国であることは一切棚に上げ、「核なき世界」を説教するのは泥棒が防犯を説教しているようなものです。
しかもプラハ演説に続いて「自分が生きている間はできない」と強調し、「核廃絶の日を見るまでは死ねない」と必死に生き抜き闘ってきた被爆者にあきらめと屈服を迫ったのです。そ して日米同盟を美化し強化をアピール、まさにヒロシマを政治利用する歴史的ペテンのためだけに来た安倍とオバマを私たちは認めません。
マスコミのオバマ「大歓迎」報道の中で、被爆者団体も労働組合も平和団体も沈黙しました。このなかで8・6ヒロシマ大行動実行委員とNAZENヒロシマは、サミットは戦争会議であり、オバマの広島訪問は北朝鮮への核攻撃を広島に承認させるためのものだと断固として 反対を表明し、行動を呼びかけました。
ロイター
私たちは、オバマが核のボタンを携えて平和 公園の慰霊碑に立とうとしていることを弾劾し ましたが、絶対に手放さなかった。こんなオバマの広島訪問と演説に対して、被爆者からの怒りの声が続々と寄せられています。機動隊の警備を突破して、デモに合流する場面もありまし た。沖縄の全基地撤去の怒りとひとつになって オバマ訪問を弾劾しました。
●安倍の朝鮮侵略戦争宣言を徹底弾劾する
何よりも許せないことは、安倍がオバマのヒロシマ訪問を使って、戦争国家への宣言を行ったことです。 オバマのスピーチのあと、安倍はアメリカの 犠牲者や被爆者に「哀悼」だとか「思いを受け 継ぐ」などといいながら、日本帝国主義の侵略戦争の責任について一言も謝罪や反省を述べることはありませんでした。
むしろかつて戦争をした日米がいまや軍事同盟を結んで、日本が安保・戦争法を強行して戦争国家に向かっていることを「恒久平和」や「世界の平和と繁栄」を生みだすもの、我々の「責任」なのだとし、「そのことが、広島、長崎の 原子爆弾の犠牲となった数多くの御霊の思いに 応える唯一の道」だと言い放ったのです。
このオバマ訪問の5月27日に、安倍・文部 科学省は高速増殖炉「もんじゅ」の存続を決定する有識者検討会の結論を発表しました。もは や事業としての可能性はゼロであるにもかかわらず、あくまで政府が高速増殖炉に固執する意味は、核兵器の材料であるプルトニウムの保有 =日本の核武装以外にはありません。わざと同じ日にやったことこそ、核武装を目指す安倍の極悪の信念を示すものです。
しかもこれに先立つ国連軍縮作業部会(5月) において、日本政府の「軍縮大使」は「北東ア ジアの緊張が高まっている」ことを理由にして、 核兵器の全廃に断固として反対し、「抑止力」 として核兵器の必要性まで主張したのです。これにメキシコの代表は「安全保障のために核兵 器が必要だと主張することは、その地域で核兵器を使う用意があると言うことだ」と強く日本政府を非難しました。核保有国がボイコットし ている軍縮会議において、先頭に立って核武装を擁護しているのが安倍政権なのです。なにが 「核の廃絶」だ! 朝鮮をはじめアジアで戦争が起こったら核兵器を使う。これが安倍が戦争責任を反省せず、 オバマとヒロシマで「核を廃絶する」と語った内容なのです。ヒロシマを使って侵略国家とし ての復活を目指そうとした安倍の策動を絶対に許すことは出来ません。
●8・6ヒロシマ大行動へ!
「問われる被爆地の覚悟」という見出しが地元紙面にありました。これは謝罪の有無に関わらず許す覚悟という意味で使われたようですが、被爆地に求められている覚悟とは、許す覚悟では断じてありません。それは自らの行動と言葉で核を国家から取り上げ、国家の戦争に協力しないという、『闘う覚悟』であるはずです。
戦争で金儲けを企む国家の指導者たちに核をなくせるはずがありません。戦争を止め、核をなくせるのは私たちです。だから前向きに家庭で、職場で、地域で、一人一人の人間が繋がりながら声を上げ続けましょう。
全ての闘う人々が繋がるために、8・6ヒロ シマ大行動に結集しましょう。労働者民衆の国際連帯で核も戦争もない社会を作り出そう!
(3・4頁記事はここまでです)
■被爆71周年8・6ヒロシマ大行動
8月5日(金)16時 避難・保養・医療交流会 広島市東区民文化センター
8月6日(土)
7時30分 原爆ドーム前集会
8時15分 黙祷後デモ
12時30分~県立総合体育館小アリーナ 集会
15時 改憲・戦争・核武装阻止!ヒロシマ大行進
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
TEL&FAX 082-221-7631
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鈴木たつおさんを国会へ!
6月11日錦糸町駅前 学生や青年、労働者らが鈴木たつおさんの街頭宣伝に駆けつけ、ともに行動しています。
6月12日新宿駅東南口 鈴木たつお本人のアピール中です。
もう黙っていられません! 都知事の腐敗、金まみれのオリンピック! 世界の資本家や企業がタックスヘイブンに隠し持つ資産は総額でなんと3700兆円。ここからちゃんと税金をとったら、消費税なんかいりません。保育も社会保障も十分にできます。
本気で真相を暴き、戦争と貧困をなくすために闘う「野党」はいません。共産党は消費税の廃止をけっして掲げず、安保問題では「米軍と共同で対処する」とまで表明しました。
今ある政党ではダメ、政治家まかせもダメです。私たち自身が職場や地域で闘う、その力が社会を変える。社会を止めるくらいのストライキをやろう。そのために、新しい労働者の政党が必要です。力を合わせて、労働者民衆の利益をつらぬく政党をつくりましょう。
川内原発いますぐ止めろ!
改憲・戦争 絶対反対
派遣法撤廃、非正規なくせ
新しい労働者の政党をつくろう!
生きる権利を!鈴木たつおとともに歩む会 弁護士・鈴木たつお公式HP http://suzutatsu.main.jp