ニコワッカ -niko W akka- FZ1

 blog of the rider, by the rider, for the rider !!

08北海道ツーリング 二日目

2008-08-24 21:53:37 | ツーリング
8月11日

この日も朝から晴れだ
例の如くツーリング時間で起床しているので、まだ他に起き出しているような人は見当たらない
そりゃあ昨日夜遅くまで騒いでいた連中がこんな時間に起きるわけがないのだが

6時過ぎには出発
この日も引き続きオホーツク沿いを走り、サロマ湖や能取湖、網走湖をなどの湖を横目に知床を目指す
早速随分時間が飛ぶが、8時半ぐらいにサロマ湖に到着

昨日の彼はもう出発してしまっただろう……というか無事にここまで辿り着いたのだろうか
まあ、そんな事を気にしつつ、道道442号に逸れた湖畔にある駐車場で休憩
以前来たときよりも若干であるが水かさが増している
前回ここは干潟の様になっており、水が少し臭っていたが今回はそんなことも無いようだ
写真をとって一服済ませると238号に戻って網走に入る
能取湖、網走湖の湖畔を走るが、ここの道は前回も同様に走ったはずなのに全然景色が違うように感じた
まあ、前回は分厚く雲がかかっていて、いつ降り出すとも分からないような状態だったから、今回のような青天ではまったく見える景色も違うように感じているだけだろうが
呼人浦の辺りはかなり綺麗だったことに今更気が付いたのはちょっと悔しかった

網走のような市街地は例の如くパスする
網走監獄もこの時間じゃまだ開いていない
244号の線路沿いの道を走る
前回は酷い雨と酷い眠気と戦いながら走った記憶がある
ただ、そんな中でも右手に見える湿地帯にタンチョウを見かけたのだが、今回はいなかった……残念

小清水を抜け、斜里町に入って暫く走る
実はこの先にツーリングマップルには乗っていない穴場的なスポットが存在するのだ
斜里の町のハズレに、国道をそのまま行くと道路がほぼ45度、急に左側に曲がる道がある
もちろん地図に載っている通り、曲がる方の道が国道なのでルートとしては正解なのだが、ここで何か面白そうな空気を感じ取ってしまった人は直進する細い道へ進んでしまう
この道は山へ真っ直ぐ伸びる道で、2kmほど進んだ先に展望台があるのだ
そこからは今まで走って来た直線路がぐーんと伸びている景色が見える
右手にはオホーツクが見えるし、道路の先には田園風景がずっと広がっているという、如何にも北海道らしいといった風景
言葉にすると大したことないように感じるが、行ってみると意外と面白い場所なので是非おすすめする


斜里の町を抜けると、もう先ほどの長閑な畑の風景はなりを潜め、これから秘境の地へと向うことを予感させるような深い森の中を進むことになる
森を抜けるとオホーツク沿いの曲がりくねった道になる
走って20分ほどでオシンコシンの滝に到着
ここで彼と二年ぶりの再会を果たすこととなった
腕に少し傷を負ってはいるが、相変わらずの威厳をたたえている
懐かしさに思わず涙が……













「ノラ」さんです

前回も会いました
相変わらず寝てばっかりの様です
お盆休みということで観光客の多さは前回の比ではないのに、全く動じることなく自分の夢の中に入っているようです
腕の包帯は多分不注意な人にでも踏まれてしまったのだろう
地べたに寝転がってばかりだから……
大分歳をとったようで、遠目でも老けたと感じる
実家で猫を飼っているので大体の年齢は分かるが、この猫は結構なご老体かと
次に来た時は会えるだろうか……長生きして欲しい

で、後回しになったが滝の風景


再出発してウトロへ
ここでは会社の上司に土産を頼まれていたので海産物を購入することになった
幾つかの店舗を回った後、結局なんだかんだで有名な梶原鮮魚店に入る
予算を言って適当に見繕ってもらった
こんな巨大なタラバは自腹じゃ絶対に買わないだろうなというものと、毛蟹、ウニ、イクラ、ホッケに鮭とたっぷり詰め込んでもらった
さすがに自分で持って帰るわけには行かないので発送
後でのリアクションが非常に楽しみだ(非常に好評でした)
発送したとの連絡をして出発

ウトロを出ると直ぐに知床峠に入る
こちら側は天気がいいが、反対側は少し怪しそうな雰囲気がある
ともあれ、時間がたっぷりあるのに天候を読んで留まるなんて勿体無いことをするつもりはない
北海道に来て初の峠道だ
タイヤも新品のハイグリップに交換してきたのだから元気良く走らなくては
後ろの荷物も忘れる気分でワインディングをこなしていく
追い抜かれた車やバスの連中が「イカレてる」と思ってくれたたらこちらの勝ちだ
途中までは羅臼も見えて非常に天気がよかったのだが、峠のてっぺんにある展望台まで辿り着いてしまったらそこは深い霧の中
ごくたまに空の青さが見えるぐらいで、まったく山の陰も見ることが叶わなかった


一時間ほど滞在したのち、これ以上経っても天候の復活が期待できないと判断、出発することにした
途中『熊の湯』に立ち寄る
秘湯だ何て言われたりもするが、それほどでもない気が……
とにかく熱い
長時間入っていると先ほどのカニではないが真っ赤になってしまいそうだ
適当な所で切り上げて駐車場で湯冷まし
ここでこの後の予定をどうするか考える
羅臼側に来てから天候は崩れ始めたようだ
雨が降りそうな気配はないが空は暗い
時間はまだ二時ぐらいなので十分に先を行くことは出来るだろうが、この先のキャンプ場は事前に調べていなかったので何処まで行くべきなのか判断もつかない
ライダーの多く集まる場所に行って情報収集でも……ということで開陽台に向ってみる

30分ほど走ると、バイクの距離メーターがぞろ目を指した

気が付けばこんなに走っていたか

そこから更に一時間ほどで開陽台に到着
やはりライダーが多い
ここでのキャンプも一つの選択肢として考えていたが、どう考えてもあの笹薮の中を突っ切ることは出来ないだろうと判断し、断念
と、ここでF4iに乗ったライダーに話掛けられる
やけに空身なので何処かの宿に荷物でも下ろしてきたのだろうと思ったら、やはり中標津の市街地に宿を取っていたらしい
その人は北海道暦が長いらしく、色々と教えていただいた
中標津のはずれに緑ヶ丘森林公園キャンプ場というところがある
有料ではあるがかなり格安で森の中なので静かだし、設備も整っているのでおススメだそうだ
渡りに船とばかりに行ってみることにした

多少迷ったものの何とか辿り着くことが出来たキャンプ場では、さらにバイクが乗り入れ可能なサイトがあるうえ、コインシャワーまで完備しているという至れり尽くせりぶり

注:ここでいう『至れり尽くせり』とは、トイレも汲み取りで水が辛うじてある程度というようなハードなキャンプを平気で行う“ぶっ壊れライダー”、もしくは更に便所は穴を掘って済ませ、水は事前に確保しておくことが当然な“山屋”の基準であり、一般的なオートキャンパーにしてみればごく平均的なキャンプ場だといえる

ともあれいい感じのキャンプ場を確保できたことは嬉しい
少し蚊が多かったが、その辺は森の中のキャンプ場なのでしょうがないだろう
夕食はレトルトカレーで簡単に済ませた
明日の天気が少し心配になってきたが、週末まではなんとか持ちそうだとの予報もある
日本の的中率が高い天気予報を信じて就寝

最新の画像もっと見る