リッスン・トゥ・ハー

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街/図鑑

2008-08-19 | 若者的図鑑
あ、一番好きな歌これかもしんない。

てよく思います。どこまで行くんですか岸田さんと心配してしまいそうなほど声張り上げて終わる余韻は、処女膜の喪失にも似て、なにかしらの罪悪感さえ漂ふ。

この街は僕のもの、だとなんと傲慢な。
しかし詩の意味を見出さなくても良い、サウンド的に流せばよい。右から左に受け流せばよい、通る道筋で、体の中に入って来た瞬間から暴れ狂うのです。
気付かぬ衝撃は静かにしかし確実に体を蝕み、やがては乗っ取る。

これほどまでに感情を注いで歌うバンドだったのです。
そこに意味などないのです。よいのです。意味など必要ありませんです。
そうです。悟りです。これは悟りなのです。さあ近くにきなさい。
服など脱ぎなさい。そうそれでよいのです。みな同じです。

コンビニエンスから見上げた空に飛び交うミサイルがなかったとしても、あったとしても、いずれにせよおなじこと。だと想ってしまう。
鍵を探さなきゃ、なくした、知らん。

くるりは生まれるべくして生まれ、街は生まれるべくして生まれた。

何か怪しげな宗教的な気持ちにさえなる正真正銘名曲。


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