リッスン・トゥ・ハー

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スロウダンス/ワルツを踊れ

2010-05-09 | 若者的図鑑


軽やかなステップであたしを誘ってくれるあなた。
しかし悲しい結末をさいしょから彷彿させます。

決して力を入れずに、どこか遠い未来の話をするように希望も絶望も含ませずに歌うボーカル、わかりやすく刻まれるドラムだけが全体を統括しペースを整え、ベースはアクセントとしての意味の方が強く、ギターと絡まりながら淡々と進めていくのですが、常にコーラスと一緒に、あれやあれやといううちに、サビに到達すると、あたしは思わず胸がきゅんとなってしまう。なんて心地よいメロディを聞かせてくれるんでしょう。

何もかもこんなに幸福感に溢れているのに、気づいたらいつのまにか終わっていて、言われた言葉、なんとなく忘れないでいようと思う。なんて罪な歌なのでしょう。

サビのコーラスのふーうーうーはそれ以外ない的確さ。この抜群の完成度を聞きましょう。


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