移ろいゆく日々

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気にとめたことを忘れぬうちに

ノーベル賞雑感

2016-10-15 10:59:55 | Weblog
 ノーベル賞経済学賞にアメリカの研究者が多い。これは、グローバル経済をけん引するアメリカの経済学に、全世界から俊英が集まる、そんな構造なのだろう。市場経済は欧米で発達し、その経済を学問の対象にしたのが経済学といえるので、どの社会を基本に据えるかで、学問の拠って立つ基盤となる。その意味で、なかなか世界に影響を与えた研究というと、それ以外の地域の学者からは選びにくいであろう。
 思えば業績のある個人に授賞するノーベル賞に国籍を持ち込むことは、なんとなく違和感がある。もちろん、今年の生理学医学賞に大隅先生が「オートファジー」に関する研究で授賞されることは素晴らしいし、「オートファジー」なんて単語と概念を知ったのは先生のお陰である。であるならば、その授賞対象に素人理解でも触れることが建設的であって、国を挙げて大騒ぎのようになるのは如何なものか。
 ただこのような賞をとおして、未知の言葉に触れたり、子供たちへの教育のあり方、基礎学問の振興に社会がどのように関わるのか、議論のきっかけになれば良い。


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