2007/11/24(土) asahi.com
デジカメのキモ 感度を上げれば暗い所も明るく
昔の農家では、収穫を終えた後、脱穀機などをきれいに洗い、感謝の印としておはぎを供えたとか。この写真は、その「こき上げ」という風習を再現したものです。
古い農家の土間ですから、明かりはほとんどありません。このように暗い場所で、フラッシュをたかずに撮影する場合、デジカメの「感度」を上げる方法があります。
フィルムの感度と同じISO規格で表され、ISO100、200、400……と、数字が大きくなるほど高感度になり、短いシャッターが切れます。ただ、写真の粒子はどんどん荒れていきます。粒子が荒れても、手ぶれでボケボケになるよりはマシですね。
通常は「オート」になっていますが、このときは手動でISO1600に設定しました。
写真・文:たくき よしみつ(http://takuki.com)