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麻生太郎という「ドラクエ賢者」の説得力

2017-06-10 15:07:12 | ニュースまとめ・総合
麻生太郎という「ドラクエ賢者」の説得力


2017年6月10日 11時15分

プレジデントオンライン

トランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明。これをめぐり、国内外の大物たちから名言続出となっている。日本からも名言が出た。「アメリカですよ。その程度の国だということですよ」――そう言ったのは、真のダンディズムを体現する日本男子・麻生太郎財務相である。
■トランプ大統領のパリ協定離脱を巡り、名言続出

またもやあのアメリカのトウモロコシヘアおじさんが、世界中がやっとこぎつけた総意を近視眼的な信条で乱暴に踏み荒らしている。6月1日、「気候変動」それ自体の存在に疑念を示してきたトランプ米国大統領が、地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定からの離脱を表明したのだ。

彼が守ったとしている米国内では、石炭業界はもろ手を挙げて歓迎しているものの、まともな外交・安全保障・環境意識を持つ層からの反発は大きい。GEのジェフリー・イメルトCEOやテスラのイーロン・マスクCEOが、パリ協定離脱に反対するツイートの中で「気候変動は本当だ」と書かねばならないあたり、「気候変動は中国の陰謀」のようなトンデモ論がフツーにはびこり、政治まで変えてしまう米国の“民度”が心配になってしまうレベルだ。

大統領の長女イヴァンカ・トランプ補佐官やその夫のジャレッド・クシュナー上級顧問、レックス・ティラーソン国務長官、ジェイムズ・マティス国防長官など、彼の直近のホワイトハウススタッフ内にもパリ協定残留派は多く、ティラーソンは直後に「米国は将来も温室効果ガスの排出削減の取り組みを変更することはないだろう」と発言している。
■イケメンマクロンと、日本で真のダンディズムを体現する男・麻生太郎の名言

欧州では、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でトランプの手が白くなるまで握手を離さず固い意志表示をしたフランス新大統領、エマニュエル・マクロン氏(参考:http://president.jp/articles/-/22019)が「プランBはない。地球(プラネット)Bはないからだ」という、その余韻だけでワイン3杯飲めそうな名言を発した。

そしてわが国からは……われらが麻生太郎財務相が6月2日の閣議後会見で放ってくれました。「その程度の国だということですよ」。いよっ、待ってました!

“(パリ協定の前の温暖化対策の枠組みの)京都議定書ができたときに、アメリカが言っていたことを覚えていますか。中国が入っていない、やっても意味がないと言われながらも日本が主導し、結果的にきちんとその方向でことが流れるようになった。それが終わってパリ協定ができて、百数十カ国が入ることになったが、アメリカがいま、化石燃料の消費の面からみて経済に及ぼす影響がいかがなものかと。(中略)もともと国際連盟をつくったのはどこだったか。アメリカがつくった。それでどこが入らなかったのか。アメリカですよ。その程度の国だということですよ。”(朝日新聞デジタル<麻生財務相「その程度の国だということですよ」>2017年6月2日 http://www.asahi.com/articles/ASK623HMWK62ULFA00H.html)

吉田茂の孫の発言だと思うと、なおさら味わい深い。かっこよすぎるのである。その生まれもこれまでのきらびやかな経歴も、数々の失言や名言も、Wikipedia「麻生太郎」のページWikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E)をご覧いただくのが一番だろう( ただし、あまりの人気の高さの反映で情報量が多く、きちんと読んだら1時間くらいかかりそうだ)。麻生財閥の当主であり、総務大臣も外務大臣も総理大臣も財務大臣(兼副首相)も歴任。しかも海外メディアに「ギャングスタイル」と評されるキメキメのおしゃれさんで、夜な夜な一流ホテルバー通いの愛煙家で、クレー射撃でオリンピック出場。御年76歳にして『ゴルゴ13』や『ワンピース』といったマンガを読みこなし、サブカルにも理解があって、洒脱(しゃだつ)を通り越して過激な発言で世間を煙に巻く。彼こそ日本で真のダンディズムを体現している男と言えよう。小説か! ドラマか! いや、マンガなのか?

……というわけで今回も余計なお世話と失礼を重々承知しつつ、本日の脳内エア会議のお題は「もしかして太郎ちゃんは、あの“遊び人しかなれない、憧れのドラクエ賢者”じゃないのかしら」でございます。
■粋な賢者になるための条件

さて、賢者とは何か。pixiv百科事典(http://dic.pixiv.net/a/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E)ではこのように定義されている。「なぜpixivなんだ、河崎……」と顔をしかめる読者の皆さんの姿が見えるようだが、アニメやマンガにも造詣の深い麻生太郎氏を論じるとなればpixivこそ最適、ファンタジーに関しては最もネットの「いま」の感覚が反映されていると信じて引用する。

“賢者とは、知識人や見識に優れた人物のことを指す。(中略)賢者になるには想像(を)絶する修行かもしくは天啓が必要とされ、誰しもがなれるとは限らない職業である(中略)ドラゴンクエストシリーズでは、ドラゴンクエストIIIが初登場。魔法使いと僧侶の呪文を両方覚え、武器もある程度使えるという万能職。ただしレベルアップのための必要経験値が他の職業に比べて多く、レベルが上がりにくいという欠点も持つ。その優秀で万能な能力ゆえに通常の方法では転職できず、「悟りの書」というアイテムを使わねばならない。例外的に遊び人だけは悟りの書を使わずとも転職可能だが、これは「贅沢快楽を極める事で現世の欲の虚しさを悟る」という仏教の観念を表しているものと思われる。”(ピクシブ百科事典「賢者」 http://dic.pixiv.net/a/%E8%B3%A2%E8%80%85)

「修行もしくは天啓が必要」「贅沢快楽を極める事で現世の欲の虚しさを悟る」。それって……まさに太郎ちゃんじゃないか! 元首相、現財務大臣を太郎ちゃん呼ばわりするのもアレだけど、そんな大それた失礼も、あのクールな洒落っ気で「面白いんじゃないの?」と懐深く許してくれそうな人に思えるのだ。
■ジャパンを代表する粋な政治家

否定しようのない育ちの良さと、あえてのお行儀の悪さが絶妙なバランスを保つ、ちゃめっ気の塊。洒脱とはこの人のために存在するような言葉だ。あちこちで引用されているWikipediaの一節では、「名門の一族に育ち、財閥の元社長であるが、本人は『首相の家庭なんて幸せなもんじゃねえ』『両親にほったらかしにされて育った』『生まれはいいが、育ちは悪い』と語っている」とある。「90歳が65歳に遺産相続してどうする?」「サブカルを理解できない議員が大勢いるのが問題」など、まさに清濁の味を共に知るがゆえの小気味よい麻生節に、若い世代からも共感が集まる。

以前、地方創生に取り組む倉敷市長の伊東香織氏にインタビューした時、「麻生さんだけが、クールジャパン関連の会議で同席すると毎回私のご当地ファッションに気づいて褒めてくれる」と話してくれた。また、別のインタビュー取材では、野田聖子氏が自民党のシニア政治家について話をする中で、「“あの麻生太郎”だってもう70代ですよ!」とその名を特に取り上げた。その時に私が感じたのは、真に力のある優れた女性政治家たちが、同じ政治家としての先輩・麻生太郎氏に寄せる、根本的かつ絶大な信頼だ。彼女たちが政界を懸命に泳ぐ中で麻生氏の名前が共通して出てくることに、「たらし」のような軽薄なレベルをはるかに超え、才能や理念のある人間をしっかりと信頼感でつなぎ、握りしめ抱きしめる人間力を麻生氏に感じさせられたのだった。
■でも、日本は一人の凡人のリーダーと100人の優れた兵士型の社会……

太郎ちゃんには、愛とダンディーと失言が似合う。自ら書き込むこともあるという2ちゃんねるでも大人気で、話をする時に口が曲がってしまう癖をそのまま描き取った「麻生太郎」を意味する顔文字「(゜⊿゜)」が存在するほどだ。そんな政治家なんて、彼しかいない。そういったメインストリームではない傍流・亜流の文化や社会層をポジティブに面白がって理解しようとする、人間への愛ある姿勢が、特に若い世代では広く支持される根拠なのだろう。

日本一色気としゃれっ気があって、実際には日本のあらゆる層への理解も愛情もある賢者の太郎ちゃんは、残念ながらその「失言」をことごとく記録され揚げ足を取られて、日本の首相としてはたった1年という短い期間しかその座にいることができなかった。特筆されるような強い個性や哲学を持つリーダーは、日本の社会では疎まれる。マクロを見ずにミクロの失策をつついて淘汰する方式だからだ。日本は「一人の凡人のリーダーが、100人の優れた兵士を統率する社会」と言われる。でもその話にはおまけがあって、実際には「一人の優れたリーダーが、100人の凡人の兵士を統率する社会」のほうが、より優れたパフォーマンスを出せるのだ。

政治家には、おかしな信条に陶酔しきった凡人が優れたふりをして「民のために」こねくり回す言葉よりも、ストレートな愛と人間力と曲がらない理念こそが必要で、でもそのストレートさは、日本社会ではアダとなる。副首相という立場でそこにいて、世界のどこかでアホウな個性がバカヤローなことをしでかすのを、「その程度だってことよ」と軽妙なダンディさでカウンターパンチを食らわせてくれる太郎ちゃん、外交上はとても懸念のある発言だけど、「やっぱり言ってくれるね!」と爽快感のある役者は、日本にはやはり、彼くらいしかいない。
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