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トランプをブチギレさせた女性ジャーナリスト「人生が激変した」 彼から何通も怒りの手紙が来た

2016-11-12 09:16:18 | ニュースまとめ・総合
トランプをブチギレさせた女性ジャーナリスト「人生が激変した」 彼から何通も怒りの手紙が来た



2016年11月12日 6時0分

現代ビジネス

■「私は勝者、あなたは敗者」

「財界の著名人や俳優、ロックスターなど、私はあらゆる分野のトップの人々と仕事をしてきました。チャールズ皇太子をはじめ、ロイヤルファミリーのインタビューもね。けれど、登りつめた時、何か方向転換をしてみたいと思うようになったのです」

世界的に名を馳せた有名ジャーナリスト、セリーナ・スコットは言います。世界中が驚きとともにその結果を受け入れざるを得なかったアメリカ大統領選。

選挙中にはあのトランプ氏とセリーナのかつてのバトルも、メディアに大きく取り上げられました。

当時ジャーナリストとして頂点を極めたセリーナが90年代に手掛けたトランプ氏のドキュメンタリー番組に、後日、トランプ氏が猛反撃。セリーナを「自分に自信がない、三流ジャーナリスト」と非難しました。

セリーナ・スコット。かつてトランプとやりあった美しきキャスタ―(写真:ミスター・パートナー)

トランプ氏は、たて続けにセリーナに手紙を書き、自分の経営手腕を褒め称える新聞の切りぬきを、「私は勝者、あなたは敗者」というメッセージとともに送り続けます。

そのすさまじい模様はここでは割愛しますが、あのような人にアメリカ人がなびくなど信じられないと、テレビで猛反発している様子にジャーナリストとして生きる彼女の強さを感じました。

彼女は1951年、ノースヨークシャーにあるスカーブラで、5人きょうだいの長女として生まれました。父は警察巡査部長。母はノースヨークシャーのレイデールでジャーナリストとして活躍していました。

その影響でしょうか。セリーナが29歳でITVの「ニュース10」のニュースキャスターに抜擢されるや、視聴率はうなぎ登り。

1983年には全英に放送されるBBCの朝のニュース番組の顔となり、アメリカに渡ると、アメリカの三大ネットワークの一つであるNBCテレビで自分の名を冠にしたトーク番組を持つまでになります。

英国帰国後もキャスターや番組アンカーとしてその地位を不動のものにしました。

「何か新しいことを始めてみたかったのです」

65歳になったセリーナの新たな興味は靴下作りでした。彼女の輝かしいキャリアを知る人は意外に思ったことでしょう。
■言論の武器の代わりに

このまま走り続けてもよかった。けれど50代を迎え、これからの進路を模索するなかで、“これではない何か”“ここではないどこか”への渇望が湧き起こっていました。

そこで辿り着いたのが、靴下作りだったのです。

「20年前、レスターシャーのある町で、イギリスで唯一残されたアンゴラゴートの毛から素晴らしい靴下を編む小さな工房に出会い、その靴下を着用して以来、私の人生は180度変わりました。

冬暖かく、夏はいてもベトつかない。英国のモヘアは素晴らしい、この靴下を埋もれさせず世界中に広めたいと思ったのです」

彼女は2003年に故郷であるノースヨークシャーに移住し、アンプルフォース近くに200エーカー(約24万5000坪)の農場を購入。27頭のアンゴラゴートを飼い始めました。

実は50年前、東ヨークシャーはかつて世界のモヘア取引の拠点でもあったのです。

「モヘアは世界中で最も価値の高い繊維なので、ビジネスとしても絶対に拡大できる」

それは故郷に残る伝統的産業を守り、現代に復活させる挑戦でもありました。

年に2回の毛の刈り入れにはセリーナも参加。自ら刈り取った毛は洗われ、紡がれ、染色され、彼女が田舎のイメージを大切にした、野に咲く花の名前をつけた明るい色の靴下に編み上げられてゆくのです。

最初こそメディアでの知名度に手助けされた面もあったかもしれません。けれど目の肥えた顧客を中心にリピーターが増え、今ではロイヤルファミリーの人々が田舎で釣りや狩りをする際に着用し、一方で農家の人々がトラクターでの作業時にはいてくれています。

それは言論を武器に戦うジャーナリズムとはまったく別のやりがいでした。

彼女は故郷のスカーブラからも近く、幼い頃から何度も訪れていたモルトンに直営ショップを出します。

「人口1万人ほどのこの町は、イギリスで数少ない、手つかずの昔ながらの形態を完全に残している町なのです。私が借りた店舗も含めモルトンのすべての不動産は600年前からフィックス・ウィリアム一家によって所有されてきたからです」 

そしてもう一つ、モルトンは幼少の頃から愛読したチャールズ・ディケンズゆかりの地です。『クリスマス・キャロル』に出てくる守銭奴のスクルージの家のモデルになった家も現存しています。

彼女のイメージを形にすべく、ニッターたちはヴィクトリア時代に誕生したベントレーの織機で靴下を編む。

「イギリス各地はどこも目まぐるしく変わっています。けれど、この町は何百年も前から何も変わっていません。ディケンズが今日のモルトンに現れたとしても、すぐに認識できますよ」

イギリスの田舎の古き良き産業を、自らが作り手の一員となって現代に蘇らせ、ビジネスとして軌道に乗せる。一方で、昔ながらの風景と街並みを現代に残そうとする。2匹の愛犬と喜々としてヨークシャーの農場へ続く道を闊歩する彼女は、大自然の中で解き放たれ、輝いていました。

その様子は「一番忙しい人間が、一番たくさんの時間を持つ」という、心理学者アレクサンドロ・ビネの名言を彷彿させます。

たくさんの時間とは、たくさんの生き方。

一つのことを極めたのちに生まれる、違う物事への関心。それを見逃さず、つかみ取ることは、老後を豊かに耕すクオリティ・オブ・ライフ向上の第一歩なのです。

トランプ大統領を誕生させるアメリカ。かつて壮絶なバトルをトランプ氏とやりあったセリーナ。今、彼女はイギリス・ヨークシャーの農場へ続く道で何を思うのでしょう。
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