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小池百合子都知事が対峙する「7人の天敵」

2016-10-16 09:41:06 | ニュースまとめ・総合
小池百合子都知事が対峙する「7人の天敵」



2016年10月16日 7時0分

日刊大衆
 数か月前まで「座敷牢」に閉じ込められ苦杯をなめてきた女政治家が大逆襲! 女の一念岩をも通す、復讐劇の行方!!

「小池といったら、ラーメンでしょ」 10月3日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、名物コーナー「ビストロSMAP」で漫画に登場するラーメン好きのキャラ“小池さん”に自らをなぞらえてラーメンを注文したのは、小池百合子東京都知事。余裕綽綽に見えるが、都政は今、豊洲新市場、東京五輪……加えて、都議会や都庁改革と問題山積のはず。「同番組は、9月28日に都議会で所信表明した翌日の夜、公務を終える都知事を待って極秘収録されました。よく、そんな時間があるものだと思えますが、豊洲新市場の問題で、石原慎太郎元都知事に“一本勝ち”したことが、気持ちのゆとりにつながっているようです」(都庁関係者)

 築地市場の豊洲移転を決めた当時の都知事である石原氏が土壌汚染対策を巡り、盛り土でなく“地下空間利用”で対応する案を「(当時の都中央卸売市場長の)比留間英人氏に言った」と激白し、今後、都の調査に全面協力すると小池氏に白旗を掲げたのは、先月21日のこと。あの石原氏を屈服させたことで“小池旋風”はさらに勢いを増した。ベテラン政治記者が言う。

「彼女の政治手法は、いわば“喧嘩殺法”です。都知事選では、当時の自民党東京都連幹事長・内田茂氏を“都議会のドン”と名指しして対立構造を鮮明化。政局の師匠・小泉純一郎元首相のような“劇場型政治”で、政敵の既得権益の壁をブッ壊し、改革をアピールするという方法を取っているとみえます」

 都知事選前は、自民党内で冷や飯を食わされてきた小池氏。しかし、強大な力を手にした今、「7人の天敵」を標的に定めて、雪辱の炎をメラメラ燃やしているという。まず名前が挙がるのはやはり“ドン”内田茂氏だが、この戦いは案外あっけなくカタがつきそうだという。「内田氏は、来年7月の都議選に出馬せず、引退するとみられています。つまり、小池都知事と戦わず敵前逃亡。その意味で、すでに“勝負あった”と言えます」(政治評論家の有馬晴海氏)

  だが、強敵はズラリ居並ぶ。先に挙げた石原慎太郎元都知事も、その一人だ。「いったんは小池都知事が“一本勝ち”したとはいえ、石原氏からのヒアリングはまだ調整できていない。石原氏の抵抗が続いているのです」(前出の都庁関係者) 加えて、戦線が拡大する可能性も指摘されている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、こう言う。

「石原元知事の側近が、豊洲の土壌汚染対策として“盛り土の他に手はないのか”と、あれこれ動き回っていた節がある。よって、小池都知事が石原氏の側近らへ、どこまで斬り込んでいくのかが注目されます」 勝負はまだこれからだが、元を辿れば、石原氏と小池氏には深い因縁がある。

「政治活動に熱心だった小池氏の父・勇二郎さんは、1968年に石原さんが国政選挙に立候補した際、関西の選対本部長として支えたのです」(選対幹部) つまり、石原氏にとって小池都知事は“恩人の娘”。「石原さんは、都知事選の際に“厚化粧発言”で小池氏を揶揄しました。しかし、それは当時、息子の石原伸晃衆院議員が自民党東京都連会長を務めており、小池氏と対立していたから。今回も、最終的にはヒアリングに協力するとみられており、それが分かっているから、小池氏も焦らず、泰然としていられるのですよ」(都庁番記者) 優雅な血祭りの“カウントダウン”といったところか。

 続いては、丸川珠代五輪担当相もピンチ。先の都知事選の際、自公両党推薦の増田寛也候補の応援演説で、「都議会と一戦しようという人が都知事になれば、1、2年をムダにしてしまう」と、小池氏をコキ下ろしていたが、結果はご存じの通り。都知事となった小池氏は、丸川氏に“ガン無視”という最大の屈辱を与える戦術に出た。

「丸川氏が幾度も面会を求めるも、小池氏はそれを無視。続けて、あるパーティの会場で偶然出会った際、丸川氏が小池氏に握手を求めて手を差し伸べたときもスルーし、エレベーターに乗り込んだ。都知事と会話もままならず、丸川氏の五輪担当相としての今後が危ぶまれます」(前同)

 東京五輪の本丸――森喜朗東京五輪組織委員会会長も“血祭り名簿”に載った一人。森氏と小池氏との確執は根深い。「2007年、森派に属する小池氏が防衛相時代、守屋武昌防衛事務次官(当時)を更迭した折、森氏が“守屋氏が切腹(辞任)しようとしたら、小池氏が後ろから刀で切りつけた”と批判したのが事の始まり。続けて、翌08年の自民党総裁選。森氏が麻生太郎氏を推す中、小池氏が出馬表明したところ、森氏は“了承していない”と激怒。対立が激化し、先の都知事選でも、森氏は最後まで小池氏の党公認を認めませんでした」(全国紙政治部記者)

 小池氏が都知事に就任すると、逆襲がスタートする。9月28日には都議会での所信表明演説で、きたる東京五輪に絡めて、「ハード面のレガシー(閉幕後も生きる“遺産”)だけではなく、ソフト面のレガシーを構築いたします」と発言。競技場の建設などインフラ整備(ハード面)のみならず、アスリートの就職支援、国際交流の地盤を作るなど、文化面(ソフト面)を重視すると言ったのだ。

「これは、かつて、森氏が新国立競技場の建設を“レガシーを残したい”と言った言葉を逆手に取って、喧嘩を吹っかけた形です。小池氏は“都民にどう有益か、選手にどう貢献できるか”という“都民ファースト”を強調したかったのでしょう」(前出の鈴木氏)

 加えて、小池氏率いる都政改革本部は、“五輪予算”にもメスを入れている。特に問題視したのが、13年の招致時から7.1倍の491億円にまで膨張した、ボート会場となる「海の森水上競技場」建設費。この代わりに、既存の宮城県登米市の「長沼ボート場」を利用する案を提出した。

「会議で、それを聞かされた森氏は、“IOC(国際オリンピック委員会)の理事会、総会で決まったことをひっくり返すのは極めて難しい”と言い、怒りに声を震わせていました」(前同) 前出の有馬氏は、「7倍以上に予算が膨らんだ『海の森水上競技場』は、“肥満五輪”の象徴。小池氏は、前五輪担当相の遠藤利明衆院議員から、なぜここまで経費が膨らんだのか、どう解決すべきか、などと話を聞き、落としどころを探しているといいます」

 一方の森氏は、7倍もの予算になったのには“それなりの理屈がある”と公言するが、自身が親密なゼネコンが五輪関係の工事を不自然に見えるほど多く受注していることなど泣きどころも多く、小池氏がここを突けば万事休すだ。

 続いて、5番目の天敵。新たに自民党東京都連会長に就任した、下村博文衆院議員だ。党の都議をまとめる立場にあるが、「小池氏が都議選がある来年7月までに新党を立ち上げ、そこへ、自民党の都議会議員が多く合流するという話も浮上しています。下村氏の責任問題になりかねません」(都議会中堅議員)

 しかし、一方で「新党を立ち上げる話はない。あくまでもポーズ」という声もある。前出の有馬氏が言う。「小池氏は、都知事を務めたあと、国政に復帰しようと考えています。現状、“ポスト安倍”の有力候補は石破茂前地方創生担当相ですが、“それはどうなのか”との声が党内にあるのです。彼女は、虎視眈々と自民党総裁のイスを狙っていると思います。自民党の党籍にこだわっているのも、それが理由でしょう」

 安倍首相の秘蔵っ子で、“日本初の女性総理大臣候補”とされる稲田朋美防衛相のクビも危ないと、もっぱら。スキだらけで、どえらい失態を犯したのだ。衆議院予算委員会で、民進党の辻元清美氏に、「稲田氏は、終戦記念日に行われた全国戦没者追悼式を欠席した。国の公式行事である“追悼式”を欠席した防衛相は稲田氏だけだ」と糾弾され、涙目で言葉に窮した姿を記憶する人も少なくないはず。小池氏は、この“防衛相失格”の烙印をさらにえぐる気なのだ。

「小池氏は、日本の首都・東京のトップとして、各国首脳と外交するでしょう。たとえば、アメリカの大統領選でヒラリー氏が勝てば、小池氏と会う機会もある。その席で、日米安全保障問題について意見を交換するような事態になれば、稲田氏の出る幕はなくなります」(鈴木氏) かくして、並み居る敵を血祭りに上げた小池氏は、官邸にも攻め入るという。

「敵は、菅義偉官房長官。彼は選挙期間中、“小池氏に都政を任せられない”とハッキリ批判していますし、彼女が自民党役員や閣僚などの要職につけず、干されていたのは、菅氏のせいだとも囁かれているほど。一方、二階俊博幹事長は、野党時代(新進党、自由党、保守党)から小池氏とツーカーの仲。二階氏にとって当面のライバルは、官邸の実権を握る菅氏ですから、あうん阿吽の呼吸で包囲網を狭めていくでしょう」(議員秘書)

 首都の女帝が狙うのは、都政の改革か、それとも怨敵への報復のみか。元社会党埼玉県議で評論家の小沢遼子氏が言う。「都政では今、多くの問題が浮上しています。これらに対し、白黒つけた結果を出せば、これまでのタレント然とした名前だけの知事と違い、実務型の知事として小池さんは評価されるでしょう。私自身も一都民として豊洲問題、そして小池知事の動向に注目し、同時に期待しています」
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