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【from社会部】大阪地裁にもあった法廷への凶器持ち込み…拘置所収容時に発覚 傍聴し「ぞっと」

2017-07-28 09:57:47 | ニュースまとめ・総合
【from社会部】大阪地裁にもあった法廷への凶器持ち込み…拘置所収容時に発覚 傍聴し「ぞっと」


2017年7月28日 9時42分

産経新聞

 仙台地裁で6月、保釈中の被告が法廷に刃物を持ち込み、傍聴席の警察官2人に切りつける事件があった。

 あってはならないことだが、実は大阪地裁でも同じような事件が起きている。

 2月に開かれた殺人未遂事件の裁判員裁判。当時保釈中だった被告の女が、持参したリュックサックの中に包丁を忍ばせていた。結局、包丁を取り出すことはなく、けが人はなかったが、当日傍聴していた身としては、まさか凶器を持っているとは想像もせず、判決言い渡し後、拘置所へ収容される際に所持が発覚したと聞いて、ぞっとした。

 銃刀法違反の罪で起訴された女は6月の公判で「(裁判官に)包丁を投げつけようと思っていた。裁判員に当たっても仕方ないと思っていた」と述べた。将来が不安で、自暴自棄になっていたという。

 最高裁によると、出入り口に金属探知機を設置し、全来所者の所持品を検査しているのは札幌、東京、福岡の地高裁と東京家裁の4庁舎のみ。大阪地高裁は事件によって法廷前などで所持品チェックを行うこともあるが、あくまで例外的な位置づけだ。

 今回の事件を受け、大阪でも保釈中の被告の所持品検査を厳しくしたというが、庁舎の出入り口に常時、探知機を設ける予定は今のところないという。

 毎日庁舎に出入りする記者にとっては、毎回の所持品検査は確かにわずらわしいが、今の警備体制では不安になるのも正直な気持ちだ。

 そして法廷に自暴自棄しか見いだせなかったという被告の供述もまた、重い。裁判はだれのためにあるのか、単なる危険物持ち込みよりも大きな問題をはらんでいるようにも思える。

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