縄奥ニュース・音楽まとめサイト

日々の面白いニュースやコラム、政治経済や事件事故のまとめの他に音楽や面白い動画をUPします。

「読まなきゃよかった」とネットで話題騒然のサイコホラー

2017-07-31 09:07:33 | ニュースまとめ・総合
読まなきゃよかった」とネットで話題騒然のサイコホラー『外れたみんなの頭のネジ』3巻では、いよいよミサキの記憶が明かされる……!



2017年7月29日 19時0分

ダ・ヴィンチニュース


 個人的にいま一番怖いホラーマンガ家だと思っている作家さんがいる。それが洋介犬さんだ。彼はそのユニークなペンネームからは想像もつかないようなホラーを量産する、現代の“トラウマ製造機”である。

 そもそも、洋介犬さんとの出会いはブログ「イヌギキ」がきっかけだった。彼はそこでホラーテイストのショートショートを発表していたのだ。作品はどれも1、2ページほどの短いものばかり。しかし、それらは非常に恐ろしく、何度も「読まなきゃよかった」「もう読むのはやめよう」と後悔させられた。彼が生み出した「スフィーちゃん」というキャラクターは、その怖さからネット上でひとり歩きした。おそらく、見たことがある人もいるはずだ。

 そんな洋介犬さんが、連載型新作マンガ配信サービス「GANMA!」で発表している『外れたみんなの頭のネジ』(洋介犬/泰文堂)。これはまさに彼の真骨頂ともいえる作品だ。そんな本作の第3巻が発売されたので、早速レビューしてみたいと思う。

 本作で洋介犬さんが追求しているのは、“人の怖さ”を描くこと。そこにはスフィーちゃんのような化け物は登場せず、ただひたすらに狂ってしまった人たちが出てくるだけである。

 語り手となるのは、女子中学生のミサキ。あるとき、「街が狂ってしまった」ことに気がついたミサキは、執事風の悪魔である〈べへりん〉に街で起こる理解不能なできごとについて話しはじめる。そこで語られるのが、上述した“人の怖さ”だ。

 食人欲求が抑えられない女性、自殺実況にチャレンジする若い男、ぬいぐるみと登校する女子高生、「ヒトモドキ」を匿うクラスメイト……。一人ひとりが少しずつ狂っていて、まさに「頭のネジが外れてしまった」状態。

 そんなショートストーリーを重ねながら、ストーリーは本筋となる謎に迫っていく。それは、狂った世界を解き明かすカギとなる「ミサキの記憶」。どうやら彼女は記憶を失っており、そこにすべての答えが秘められているようなのだ。

 第3巻には大きな展開となるエピソードがいくつも収録されている。第46話ではミサキの姉・七尾ミナトの「死の真相」を知る男が登場、第48話では〈べへりん〉の魔力によってミナトの死を思い出すミサキ、そして第57話では姉がひた隠しにしていた本心が、ミサキではなく読者にだけ明かされる。

 どれもこれも、精神的にくる展開。時折、ミサキは〈べへりん〉から「真相を知ろうとせず、狂った世界に甘んじて生きていくこともできる」と助言される。確かに、現実は残酷なこともある。それでもミサキは真実を追い求めるのか。その先に幸せはあるのだろうか。ここにきて、より深みを増した本作。ミサキとともに真相を知るべきか否か。読者もまたそれを問われているのである。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 印刷しすぎて!? 村上春樹の... | トップ | 森友学園の籠池泰典前理事長... »

コメントを投稿

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。